• 2019年04月25日

開催情報

【作家】佐野光子, 高津吉則, イダユキ, 二川美知枝
【期間】2019年4月11日(木)-28日(日) 
【開館時間】11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
【料金】無料

会場

会場名:ギャラリー富小路
webサイト:http://www.gallery-tominokoji.kyoto/index.html
アクセス:〒600-8053 京都市下京区富小路通綾小路下る塗師屋町83
開館時間:展覧会開催時(不定期)
休館日等:不定休

概要

SNSが日常的なツールとなってから10年程が経ち,世界の人々の日常がリアルタイムでアップされてゆく.彼等の楽しげな様子は閲覧者から多くの「いいね」を獲得し,やがて次の「いいね」を獲得するための 写真によってタイムラインの過去へと追いやられていく.肥大した承認欲求を満たすため,自身や他者を世界中に晒すことを厭わず,素敵な私や楽しげな誰かが画像加工アプリというフィルターを通して製造されてゆくのだ.そんな今の社会において「人物」を作品として撮る意味とは何なのだろうか?佐野光子は「世界のコミュニケーション不全」を自身の身体を通して,高津吉則は「もう一つの物語を求めるコスプレイヤー達」を,イイダユキはかわいいモノとしての象徴「花」に見立てた人物を,二川美知枝は「記憶を呼び起こす装置として」カラオケボックスで熱唱する人々を長時間露光で撮影している.
本展はポートレートの定義を拡張し可能性を探る展覧会である.