• 2013年10月11日

開催情報

【作家】
麻田脩二、安藤隆一郎、石塚広、石田杜人、市村冨美夫、井上康子、井上由美、梅崎由起子、岡博美、小川久美子、小野山和代、加賀城健、加藤由起、兼先恵子、賀門利誓、河田考郎、喜多川七重、木村奈穂子、日下部雅生、倉内啓、栗原和枝、黒田暢、小池沙弥花、近藤卓浪、澁谷和子、曽根亮子、田島征彦、舘正明、内藤英治、中井貞次、長尾紀壽、設楽剛、羽毛田優子、福本繁樹、福本潮子、藤本眞理子、前川多仁、三浦以左子、むらたちひろ、室田泉、森絵実子、八幡はるみ、吉引ありさ
【期間】Part-1:2013年9月1日(火)~9月23日(月)
    Part-2:2013年10月1日(火)〜10月23日(水)
【料金】大人300円、学生200円
http://someseiryu.net/topic_page.html

会場

会場名:染・清流館
webサイト:http://someseiryu.net/index.html
アクセス:〒604-8156 京都市中京区山伏山町550-1 明倫ビル6F
電話番号:075-255-5301
開館時間:10:00~18:00
休館日等:月曜日休み(日曜祝日の場合は翌日)

概要

京都の地には世界随一の染めの技と人が集積されてきた。山紫水明の題材、美しい水と文化に恵まれ、それは今も続いている。その染色のまちで開かれる「染・清流展」は、染色の地層と動向の断面が見える。古来の技を受け継ぐ伝統、それらを基礎として近代に開花した造形表現、ファイバーアート風の立体性、アニメやサブカルの影響を受けた現代的表現、現代美術と工芸の間を行き交う創作など、多様な流れと動向が入り交じり、交錯する。そうした匂いや予兆が、「染・清流展」の出品作からは感じ取れる。
 今回で19回目を迎える「染・清流展」。展覧会の積み重ねもまた歴史になろうとしている。パソコンや機械を駆使すればなんでもできる時代だからこそ、水や空気、温度など自然を相手にする創造の仕事は貴重になる。計算できない、予想できない、手の仕事の魅力。染色の色彩の際限ないグラデーションのように、アートと工芸の間に広がる無限の可能性を感じたい。
河村 亮 (京都新聞社編集局文化報道部)