開催情報
【作家】国谷隆志
【期間】2012年11月3日(土)〜11月18日(日)
【料金】無料
http://www.galleryparc.com/exhibition/
会場
会場名:Gallery PARCwebサイト:http://www.galleryparc.com/
アクセス:〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル
[ル・グランマーブル カフェ クラッセ]2階
電話番号:075-231-0706
開館時間:11:00~19:00(最終日18:00まで)
休館日等:月曜日休み
概要
ギャラリー・パルクでは、11月3日から18日まで、「make a mistake in choosing:国谷隆志展」を開催いたします。京都を拠点に活動を続ける国谷隆志(くにたに・たかし / 京都・1974~)は、これまでおもにオブジェや彫刻を中心としたインスタレーションによる発表を続けており、作品の在る空間の性質を顕在化し、変容させるサイト・スペシフィックな作品展開は、これまでに多くの注目を集めています。とりわけネオンを用いた一連の作品は、作品と鑑賞者を取り巻く空間に「ある環境や状態」を創出するとともに、空間に内包される鑑賞者の身体感覚により強く働きかける試みとして展開しています。
私たちが毎日のように目にするネオン(サイン)。その多くは広告物として「絵や文字」の意味を持ち、それらが「見られ・読まれる」ことでその役割を果たしているといえます。多くの人にとってネオン(管)そのものを間近で見る事は少なく、その鮮やかで鮮烈な光の正体は不明のままに、それらは既知のものとして認識されています。
昨年のPARCでの個展「Mars」に続く本展は、そのタイトルを「make a mistake in choosing」(選択に失敗する)として、モノ・空間・鑑賞者の間にある認識・理解にまつわる予定調和を撹拌し、そこに交わされるすべてを「ディスコミュニケーション」として指し示すものです。
会場に並べられたネオンは、不自然な光を放つ抽象的なオブジェクト(モノ)として鑑賞者の目の前に存在します。認識・理解のためのプロトコル(相互の規定・手順など)不在の場にあって、鑑賞者はそれぞれの身体の位置や目線(知覚)によって、目の前の状態・自身を内包する空間への再認識を必要とするのではないでしょうか。また、その過程でオブジェクトは、ある瞬間には曲げられたガラス管として、また、ある瞬間にはテキストという意味を取り戻しながら、鑑賞者の認識の中に変化し続けます。
会場内に展開する光のオブジェクトを前に、見ることと読むこと、知覚と認識、形状と意味などが「常にズレ続ける」感覚を体験いただければ幸いです。
*2011年10月にGallery PARCにて開催された「Mars;国谷隆志」展の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.galleryparc.com/exhibition/past/201110-1-mars.html
*本展の開催期間中、パルク1階カフェに本展覧会DMをご提示の場合、ご飲食に限り10%OFFいたします。