【期間】2014年3月18日(火)~2014年7月21日(月)
【料金】大人600円(500)、大学生・70歳以上500円(400)、中高生300円(200)、小学生以下無料
()内は20名以上の団体料金
http://www8.plala.or.jp/nayspo/syunnki%202014.html
会場
会場名:並河靖之七宝記念館
webサイト:http://www8.plala.or.jp/nayspo/
アクセス:〒605-0038 京都市東山区三条通北裏白川筋東入堀池町388
電話番号:075-752-3277
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日等:月曜、木曜休み(祝日の場合は翌日に振替)
概要
並河靖之七宝記念館は、明治・大正時代に七宝家として活躍した並河靖之(1845~1927)の偉業をお伝えするために開館して以来十二年目の春を迎えます。靖之の作り上げた有線七宝や邸宅の佇まいと、庭園にさまざまな魅力を感じ、この記念館にお越しくださった皆様に感謝申し上げます。靖之が七宝に描く題材には、花卉(かき)といったいわゆる花や草木の他に、そこに集う鳥や蝶など身近にあるものが見られます。約1000点の下画の中にも、花卉を題材として描かれていたものが多く、実際に作品となった姿を思い起こさせるのに十分な資料といえます。七宝製作は分業で行われており、下画は植線の工程や、施釉の工程の職人たちの道標となるため大変重要な役割を担っています。
往時の並河七宝には下画を製作した画部があり、中原哲泉(文久3・1863~昭和17・1942)を中心とした職人たちが腕を振るい優れた下画を製作しました。下画の線は細く、繊細ですが迷いがなく緻密に計算されており、熟練した仕事を知ることができます。
今展覧会では下画に着目しながら、七宝のきらめきと共に、咲き誇る花々に心やすらぐ時間をお過ごし下さい。