開催情報
【期間】2014年9月13日(土)~ 11月16日(日)【料金】一般1500円(1300/1300) 大学生1100円(900/900)高校生600円(400/400) 中校生以下無料
( )内は、前売り料金/20名以上の団体料金
障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
(入館の際に証明できるものをご提示ください)
http://www.jm-whistler.jp/
会場
会場名:京都国立近代美術館
webサイト:http://www.momak.go.jp/
アクセス:〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町
電話番号:代表:075-761-4111
テレホンサービス:075-761-9900
開館時間:9:30~17:00/火〜木・土日祝(入館は16:30まで)
9:30~20:00/金(入館は19:30まで)
休館日等:月曜日休み(ただし、9月22日(月)、10月14日(火)、11月4日(火)は開館)
概要
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834-1903)は、アメリカのボストン近郊ローウェルに生まれ、パリの印象派の画家たちと交流をもちつつロンドンを拠点に活躍した、19世紀後半を代表する画家・版画家です。また彼は、万博を契機として欧米にブームを巻き起こした日本の美術・工芸品から大きなインスピレーションを得て独自の画風を確立したことで、ジャポニスムの先駆的芸術家としても世界的に知られています。ホイッスラーは、当時主流であった歴史や教訓を伝達するメディアとしての絵画を否定し、絵画そのものの表現力、つまり絵画における純粋な視覚的効果を追求しました。「芸術のための芸術」を目指す、いわば唯美主義の主導者として、彼は画面における色や形の調和に主眼をおいた作品を産み出し、同時代の芸術家たちに広く影響を与えました。そして作品制作における自らの信念を、彼は、作品タイトルに「シンフォニー」や「アレンジメント」といった音楽用語を付すことで明らかにしようとしました。
ノクターン
《ノクターン:青と金色―
オールド・バターシー・ブリッジ》
1872-75年 テート美術館
©Tate, London 2014
本展覧会ではまず、パリ時代にギュスターヴ・クールベの作品と出会うことでレアリスム(写実主義)から出発したホイッスラーが、唯美主義の画家として独自のスタイルを確立していくさまを、彼が主に手がけた二つのモティーフ、第一章の人物画と第二章の風景画でご紹介します。そして最後に、彼の画風展開における最も重要な契機であるジャポニスムが、どのような輝かしい成果へと結実したかを第三章でご覧いただきます。
本展は、アメリカ・イギリス・フランスから、ホイッスラーの油彩画・水彩画そして版画の代表作約130点を集めて開催される、国内では約30年ぶりとなる大回顧展です。ホイッスラーに影響を与えた浮世絵などの参考作品・資料をも含む本展で、19世紀後半の欧米画壇を席巻した巨匠の輝きを、是非ご覧下さい。
主催
京都国立近代美術館
NHK京都放送局
NHKプラネット近畿
京都新聞
協賛
あいおいニッセイ同和損保
テラ・アメリカ美術基金
日本写真印刷
関連イベント
講演会■「偉大なる画家・版画家 ホイッスラー:世界に向けられた窓」
講師:マーガレット・F・マクドナルド氏(グラスゴー大学名誉教授)
日時:9月13日(土)午後2時~3時30分
会場:京都国立近代美術館1F講堂
定員:100名(午前11時から1Fインフォメーションにて整理券を配布します)
※聴講無料、逐次通訳あり
シンポジウム
■第4回畠山公開シンポジウム
「ジャポニスムの全貌~ホイッスラーから何が始まったのか?」
日時:10月4日(土)午前10時~午後5時
会場:京都国立近代美術館1F講堂
主催:ジャポニスム学会
共催:公益財団法人畠山文化財団
京都国立近代美術館
京都市美術館
定員:100名
※聴講無料