開催情報
【作家】黒須信雄
【期間】2021年11月12日(金)~ 11月28日(日)
【開館時間】13:00 – 19:00
【休館】月曜日
【料金】無料
会場
会場名:ギャルリー宮脇
webサイト:http://www.galerie-miyawaki.com/
アクセス:〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側
電話番号:075-231-2321
開館時間:13:00~19:00
休館日等:日、月休廊
概要
絵画を「存在論的遡行意志に基づく存在形式転換としての顕現」と唱える黒須信雄(1962年生まれ、多摩美大油画卒、東京在住)の当画廊での二年ぶり三回目の新作展。物質を通して〈見える〉ものでしかないにもかかわらず、非物質としてしか「顕現」しない絵画は、〈見る〉を意志することのみによって成立する。そういった観念を追究し、30年にわたって創作に実践してきた。実虚対峙の複層的階梯を繰り返し上昇下降するかのようなひたすらの反復描画。虚の側に在る“未出現”のものは、絵具に触れる度に痕跡を残しながら絵画の深奥へとその本質を隠しつづけ、無限構造のビジョン/イリュージョンが招聘される。そこでは実虚が捻れて秩序と混沌の区別は喪失し、無分節な状態から明晰な構造が醸される。こうして黒須の絵画には「何処でもない場処で何物でもないものが萌芽」し、見るものの想念は果てしない“根源形象”に満たされることとなる。「蛇菩陀羅(だぼだら)」を中心に、「於母蛇流(おもだる)」「淤泥華(おでいげ)」など、100号含む主にキャンバスにアクリルで描いた2020~21年新作約40点を発表。作者のテクストを掲載したリーフレット発行。