開催情報
【期間】2020/02/22 ~ 2020/05/09【開館時間】12:00~19:00
【休館日等】火・水曜日
【料金】無料
【お問い合せ】info@loaf-jp.com
会場
会場名:LOAF(Laboratory of Art and Form)webサイト:https://www.loaf-jp.com
アクセス: 〒602-8034京都市上京区米屋町286-13
概要
チューリヒとベルリンを拠点に活動するスイス人アーティストデュオ「!メディアングルッペ・ビトニック(Mediengruppe Bitnik)」の日本初個展です。近年におけるインターネット、世界的規模の情報通信網の発展の勢いは止まるところを知らず、今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかしその一方で、インターネットはテロリストのプロパガンダやフェイクニュースなどの有害情報の氾濫、兵器や麻薬、臓器、偽パスポートなどの売買といった犯罪まで生み出し、大きな社会問題となっています。
!メディアングルッペ・ビトニックは、政府による監視システムやサイバーセキュリティ、販売禁止商品を扱う闇ネットショップなど、インターネットに関わる様々な社会問題を主題に、現代美術の視点から次々と作品を発表しています。
代表作の一つ《アサンジ氏への配達》(2013)は、ウィキリークス創始者でインターネット活動家ジュリアン・アサンジ氏が当時身を寄せていたロンドンのエクアドル大使館に彼あての小包を送り、その配送経過を撮影し32時間にわたりネット配信するというインターネットライブアート作品です。他にも、世界でも特に監視カメラが多く設置されているロンドンで、地下鉄構内の監視カメラをジャックしチェスゲーム画像に差し替えた《監視チェス》(2012)や、インターネットで購入した世界中の違法な商品(闇商品)をスイスのザンクトガレン美術館に送らせて展示したパフォ―マンスアート《ランダムダークネットショッパー》(2014-16)などがあります。
今回の展覧会は2部構成での開催となります。
第1部では!メディアングルッペ・ビトニックの旧作品から、前述した《アサンジ氏への配達》《監視チェス》《ランダムダークネットショッパー》《Opera Calling》の4作品を、毎時2回(0分/30分)のスケジュールで上映します。
第2部では新作を中心に紹介。期間中には!メディアングルッペ・ビトニックの2人も来日し、ゲストを交えてのアーティストトークも開催します。
情報技術の革新により築かれたIT社会を逆手に取った作品を生み出す彼らのパフォーマンスに、ぜひご期待ください。
■ 第1部 旧作展:2020年2月22日~4月6日
■ 第2部 新作展:2020年4月11日~5月9日
【関連イベント】アーティスト新作パフォーマンス/オープニングレセプション/アーティスト・トーク
日時:2020年4月11日(土)《アーティストトーク》16:00~18:00/《レセプション》18:00~20:00
出演:!メディアングルッペ・ビトニック(Carmen Weisskopg、Domagoj Smoljo)
ゲスト:貴志謙介氏(元NHKディレクター「戦後ゼロ年 東京ブラックホール」他)
毛利嘉孝氏(社会学者/東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
料金:大人1,000円、学生500円
※参加は事前申込制となります。参加希望の方は下記メールよりギャラリーへご連絡ください。