開催情報
【期間】2020年2月1日(土)~ 4月7日(火)【開館時間】9:00 - 17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
【休館日等】水曜日(祝日の場合は翌平日)・12月28日~1月4日
【料金】大人300円(240) 小・中・高生100円(80)
( )内は20名以上の団体料金・市内の小・中学生は土・日曜日入館無料
※上記の入館料で常設展示と企画展示をご覧いただけます。
http://kyo-gakurehaku.jp/exhibition/H31/020201/index.html
会場
会場名:京都市学校歴史博物館webサイト:http://kyo-gakurehaku.jp/
アクセス:〒600-8044 京都市下京区御幸町通仏光寺下る橘町437
電話番号:075-344-1305
概要
明治13(1880)年,日本初の公立美術学校となる京都府画学校が創立されました。令和2(2020)年はそれから140周年の節目に当たります。それを記念して、この度京都市学校歴史博物館では、京都府画学校と,その開校の背景となった明治前期の京都画壇の様相を振り返る企画展を行います。明治の初め,京都の画家たちにとって最も切実な課題は,京都美術界の復興でした。幕末からの戦災や遷都により,画壇は疲弊し衰退の一途をたどっていました。そうした状況に対し,当時若手の新鋭画家であった幸野楳嶺や久保田米僊らは,絵画制作の体制を近代化し,新機軸の表現を生み出そうと画策することで,復興への道を模索します。その成果が,日本初の試みとなった京都府画学校の設立です。それは,新時代の開化の風潮のなか,京都において美術と近代教育が初めて出会った出来事でした。この,明治の画家たちの挑戦は,現在まで続く京都の美術界の発展の礎となりました。
本展では,明治期京都画壇の画家たちが,絵画制作の近代化への模索から、教育に希望を見出し,画学校という近代組織を画策するに至る道程を明らかにします。画学校開校に関する資料や,教材となった手本類,画家たちの絵画作品などを展示し,京都府画学校の意義を再確認します。