• 2013年07月05日

開催情報

【作家】
崎川真璃絵
【期間】2013年7月2日(火)~7月7日(日)
【料金】無料

会場

会場名:KUNST ARZT
webサイト:http://kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都市東山区夷町155-7
電話番号:090-9697-3786
開館時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)
休館日等:月曜日休み

概要

KUNST ARZT では、崎川真璃絵の個展を開催します。
崎川真璃絵は、まるで絵本のように、
シンプルでかわいらしいカタチのちょっとした動きから、
豊かなイメージを生み出すアーティストです。
日常の中にある何気ないユーモラスな動きに着目し、
スポンジや木といったどこにでもある素材をシンボリックなカタチに加工し、
それらに動きを与えること(鑑賞者参加型、映像)を通して、
アーティストの着目点に鑑賞者を導き、
さらにはアーティストが内包するシニカルに社会を見る視点を感じさせてくれます。
今年3月に発表した「バネ」では、
バネによって繋げられた○や□などのシンプルな木製オブジェたちを
いくつもテーブルの上に置き、そのテーブル面に、
それぞれのバネが弾かれたシルエッ ト動画を投影する試みでした。
ここでは、それぞれのシルエットが動くことによって、
まるで木製オブジェたちに命が吹き込まれたかのような不思議な印象を与えました。
本展では、その「バネ」を多角的に発展させたインスタレーションをご覧頂けます。
(Kunst Arzt 岡本光博)
アーティスト・ステートメント
私は動きに注目して制作している。
私が制作している作品の動きとは例えば、歩く時に変化する靴の形や、
ペットボトルのラベルを手でぐしゃぐしゃに丸め
手を離すとゆっくり戻っていく動きであったり、
あの人の髪の毛が風で一本だけ宙に浮いている。
そんな日常にある少し笑ってしまうような感じに似ている。
素材はビニールひもやスポンジ、ティッシュなど
日常的によく見るものを使用している。
それらが本来の用途と全く違う使われ方や動きを見せる。
私たちは当たり前にあるものほど意識することはないが当たり前にあるからこそ、
それが変化した時強く意識するのではないか。
私の作品は動くといっても電気などの大がかりな仕掛けや
大きな動きがあるわけではない。
人の動作や人が触れることによって動く。
現在はバネ(コイル)の特徴的な動きを利用し制作をしている。
バネにさまざまな形をした木材をつけたり、バネの本数を変えたりしている。
基本的には同じ構造ではあるが
その微妙な変化によりそれぞれまったく違った動きをみせる。
それらに人が触れたり、歩く時の振動などの
人の動作により奇妙なふるまいがうまれる。