• 2020年11月30日

開催情報

【期間】2020/11/21(土) 〜 2021/02/07(日)
【開館時間】12:00~19:00(最終日は18:00まで)
【休館日等】月・火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/5)
【料金】一般:800円
大学・高校・中学生:500円
小学生:300円

会場

会場名: 清水三年坂美術館
webサイト:https://sannenzaka-museum.co.jp
アクセス: 京都市東山区清水寺門前産寧坂北入
清水三丁目 337-1
電話番号:075-532-4270

概要

清水三年坂美術館の開館20周年記念展覧会。美術館のコレクションを作り上げた館長・村田理如が明治工芸と出会う以前に蒐集した名品・珍品の数々を2期にわたって紹介し、その美意識の原点に迫ります。
清水三年坂美術館は幕末・明治期の七宝、金工、蒔絵、京薩摩などを常設展示する日本で初めての美術館として2000年に開館しました。清水三年坂美術館で展示する作品は全て村田理如館長が30年以上にわたって蒐集したものであり、今や再現不可能ともいえる高度な技と独特の感性で作られた細密・繊細なものばかりです。
村田館長は幼い頃から美しいもの、面白いものが好きで、物心がつく頃には石や昆虫、切手などを蒐集していました。特に翅の色や模様が美しい蝶を好んで採集し、精緻な体の構造や鱗粉の光沢をルーペなどで飽かずに眺めていたといいます。そのためか、清水三年坂美術館のコレクションには蝶をモチーフにした作品を数多く含まれています。
大人になってからは化石や隕石を収集する一方、細かい手仕事にも興味を持ち、シルクロード周辺諸国や中南米の工芸品、西洋陶磁器やエミール・ガレのガラス工芸なども買い求めるようになりました。
そうした中、村田館長は日本の明治工芸に出会います。その完成度の高い凝縮された美しさにすっかり魅了され、以降、全ての情熱を明治工芸の蒐集と研究に捧げることとなっていったのです。
今回の展覧会では村田館長が生涯をかけて蒐集してきた多岐に渡るコレクションより、蝶の標本や蝶をモチーフとした明治工芸、鉱石や化石、琥珀、隕石などの標本、ガレのガラス工芸作品などを紹介します。