開催情報
【作家】笠間弥路、村上美樹、長門あゆみ、クニモチユリ、ジェッド・グレゴリオ、ジェローム・ソリアノ、ターニャ・ヴィラヌエバ【期間】2020年8月8日(土)–2020年8月30日(日)
【開館時間】11:00–19:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2020/305/
会場
会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAwebサイト:http://gallery.kcua.ac.jp/#ja
アクセス: 〒604-0052 京都府京都市中京区押油小路町238−1
電話番号:075-253-1509
概要
「遠くへ行くこと」「知らない人に出会うこと」普段の生活の場から離れ遠くへ行き、知らない人に出会い、思いもよらない考えを知り、習慣を知り、物事を普段と違う視点から見てみると、多くの人々の創造や表現が無数に集まりこの世界ができていると改めて気がつきます。
固定された社会や生活の中でいつの間にか身に付く不自由の思考を、見知らぬ他者によって揺さぶられほぐされてゆきながら、私たちはもっと自由に生きる術を見つけてゆくことができるのだと思います。
今回の企画では、マニラを拠点として活動する「Load na Dito」の協力により、彼らのプロジェクトの一つであるFlex*という単語を連鎖させるゲーム(話の中で出た単語をキーワードにし、次の人が話を紡いでいく)を使って、偶発的に他者の思考と出会うことから制作をはじめました。
Flex*によって繰り広げられる短い語りは、先出の単語にそれぞれが連想を連ねていくものであり、選択される言葉とその語りには、それぞれの見ている景色やそこに潜む問題意識がふんわりと見えてきます。
Flex*によるこの実験は、未来の予測の困難な現在の状況で、個の意識を構築するために有効な興味深い試みだと考えています。
そして表現へ至る様々なざわめきや揺らぎを自他ともに受け入れて、創造から広がる自由な生を改めて探したいと思います。
(笠間弥路)