• 2019年06月12日

開催情報

【作家】ジェン・ボー
【期間】2019年6月1日(土)–7月15日(月・祝)
【開館時間】11:00〜19:00
【休館】月曜休館(祝日・振替休日の場合は開館、翌火曜日に休館)
【料金】無料
http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20190601_id=17400#ja

会場

会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
webサイト:http://www.kcua.ac.jp/gallery/
アクセス:〒604-0052 京都市中京区押油小路町238-1
電話番号:075-253-1509
開館時間:11:00〜19:00
休館日等:月曜日

概要

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、史実や社会現象についての緻密な調査をもとに、雑草をはじめとする植物と協働して未来を考察するための作品を手がける気鋭のアーティスト、ジェン・ボーの個展を開催します。
2019年1月と3月の2回に渡って京都での滞在調査を行ったジェンは、京都市立芸術大学の移転予定地である崇仁地域(京都駅東部エリア)を訪れてその歴史を学び、まちづくりの最中で日々環境が変化していく現在の様子に強い関心を抱きます。そして、大学移転という次なる大きな変化を受け入れようとするこの地域を舞台に、活動家、美術家、建築家、文化人類学者、歴史学者、生態学者などのさまざまな専門を持つ人々と共に、より良き生態学的未来、全ての種の生物における平等をめぐるプロジェクトを実施することになります。本展では、これらの調査をもとに構成したインスタレーションが展開されます。
本展の中国語題である「道在稊稗」とは、『荘子』の一節で「道(タオ)は何処にあるのか」と問われた荘子が「何処でもある、すべてを余すところなく包むものである」と説く場面に現れる言葉です。人為を離れた自然の中においては、全てが等しい価値を持つ——。人類が地球環境に変化を及ぼすようになった地質時代「人新世」に生きる人々に、ジェンはその作品を通じて、地球の環境と生態系、そしてその未来に向けて私たちができることとは何かを問いかけているのです。