開催情報
【作家】大谷史乃・長町那美・前田菜月【期間】2018年8月25日(土)−9月2日(日)
【開館時間】11:00〜19:00
【休館】月曜日
【料金】無料
http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20180825_id=12791#ja
会場
会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAwebサイト:http://www.kcua.ac.jp/gallery/
アクセス:〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
電話番号:075-253-1509
開館時間:11:00〜19:00(入館は18:30まで)
休館日等:月曜日
概要
工芸専攻の出身であるという背景を持ちながら、一般的な“工芸作品”という言葉から想像されるものとは、ややかけ離れた表現をおこなっている3名の作家による展覧会です。在学中から、現在の“工芸”という枠組みの中で作品を制作することに対して、それぞれ疑問や問題意識を抱えながら制作を続けてきました。おそらくその枠組みが、歴史的に“美術”と区別するため、変容を遂げながら作り上げられてきた一つのジャンルに過ぎず、各々が「工芸的なるもの」の魅力を表現するにはいささか的外れであるように感じていたからではないかと思われます。
この企画では、工芸とは何かその枠組みを再定義することが目的ではありません。三人が共通して考えていることは、工芸には「もの」が必要不可欠ということです。たとえどんな技を持っていようと、ものがなければ技は発揮することができないし、それを介しての人間の動きも生まれようがありません。
素材がもつ表情や質感、制作過程における特有の身体の動き。工芸という行為が発生する瞬間。あるいは、生存のための手仕事に潜む素朴な魅力、それとは正反対の、驚異的な技術の産物。“工芸”という言葉が指すものを、この世のあらゆるもの、とりわけ「人間によってつくられたもの」の中から抽出することから始めます。
(2017年12月 大谷史乃・長町那美・前田菜月)