開催情報
【作家】鶴田憲次
【期間】2014年1月12日(日) ~ 1月26日(日)
【料金】無料
http://www.kcua.ac.jp/gallery/exihibition/4826.html
会場
会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAwebサイト:http://www.kcua.ac.jp/gallery/
アクセス:〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
(堀川御池ギャラリー内)
電話番号:075-253-1509
開館時間:11:00〜19:00(入館は18:45まで)
休館日等:月曜日(祝日の場合火曜日休み)
概要
京都市立芸術大学は、鶴田憲次教授退任記念「SERENDIPITY」展を開催いたします。鶴田は、京都市立芸術大学西洋画科専攻科(現在の大学院)に在学中から、国内外において展覧会を精力的に行い、1973年から約40年間に亘り京都市立芸術大学の教員として後進の育成に多大な影響を与えてきました。鶴田の絵画作品は、手法として徹底したリアリズムが用いられ、そこには情緒的反応を拒絶した美しさがあります。鶴田の画業を俯瞰することで、自然科学に基づいた概念が主題として立ち現れ、これは創作活動以外にも、鶴田の鉱物・化石、植物に対する深い造詣からも窺い知ることができる。刹那をシャープに切取る徹底した写実表現は、人間の存在を超えた時空概念や宇宙観に支えられているといえます。
本展覧会名である”Serendipity”とは、「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能」を意味する言葉です。鶴田は他の芸術家と比べるよりも、南方熊楠、牧野富太郎など自然科学の研究者に親和性を見いだすことができ、個人的な研究過程で、膨大な数の絵画作品を制作し、鉱物・植物のコレクションを創り上げてきたともいえます。
本展では、初期の”The Ground”, “The Earth”, ”The Cosmos” シリーズと、近年の”Niwa” シリーズの絵画作品の他に、鶴田の所有する鉱物・化石のコレクションの一部も展示紹介致します。鶴田憲次の作品世界と、その後景に際限なく広がるであろう宇宙を観ることができる大変貴重な展覧会となります。是非、ご高覧くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
イベント、その他
内覧会・レセプション 2014 年 1 月 11 日(土)16:00 ~ 18:00※鶴田憲次による出展作品の解説を行います。
プロフィール
鶴田憲次 TSURUTA Kenji1949 長崎県生まれ
1971 京都市立芸術大学卒業
1973 京都市立芸術大学美術専攻科西洋画修了
1990 文科省在外研修員(ロンドン大学スレード校)
現在 京都市立芸術大学教授
個展 / Selected Solo Exhibitions
1990 THE EARTH鶴田憲次展、ワコールアートセンター・スパイラル、東京
1991 スレードギャラリー・ロンドン
KENJI TSURUTA from England、ワコールアートセンター・スパイラル、 東京
1993 KENJI TSURUTA, J. Cacciola Galleries, ニューヨーク
KENJI TSURUTA , Landesmuseum Volk und Wirtschaft, デュッセルドルフ
1995 鶴田憲次展「心の贈り物」、良幸アートコーポレーション・京都
2009 鶴田憲次展、東山アートスペース
2013 鶴田憲次展、ギャラリー恵風、京都