• 2014年10月25日

開催情報

【作家】
嶋田 晃士 
【期間】2014年11月25日 (火) 〜 2014年11月30日 (日)
【料金】無料
http://www.kac.or.jp/events/14462/

会場

 
会場名:京都芸術センター  ミーティングルーム2
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:-
  

概要

「過去の未来から」
 『Beastie Beats Exhibition』は未来派の画家、音楽家のルイージ・ルッソロが発明した「イントナルモーリ」(調律された騒音楽器)及び、関連する運動である「未来派宣言」を題材としています。それらを現代の価値観から再解釈し、インスタレーション、ワークショップへと展開した展示です。イントナルモーリは産業革命以降、機械化によりもたらされた近代社会の音(機械や電気のノイズ)との調律を図った楽器とも言えます。 このような背景のもと制作されたイントナルモーリは、騒音を生成する楽器というだけあり、必ずしも洗練された形状ではありません。しかし、ぶっきらぼうでユニークな形は、どこか生き物にも似た哀愁を漂わせています。 私は初めてこの楽器を目にした時、装置という無機質なものというよりは、奇妙な声で吠える生物のような印象を受けました。そのインスピレーションから、これらを楽器としてではなくサウンドオブジェとして扱い、音楽的空間、時間という概念を取り払ったサウンドインスタレーションとして展開しようと考えました。 今の私たちが構造を変化させることにより、過去の芸術作品とは違った価値を作り出そうという試みです。
 未来派の運動を傍観した時、衝撃を受けると同時に、当時と今の社会的背景の共通点や、価値観との乖離に気づきます。過去と同様、私たちが生きている社会にも科学的進歩の恩恵と、それらが生み出す悲惨な現状の両者が存在します。 現代社会は未来派が夢描いたものとは少し違ったものかもしれません。しかし、過去のその時代に生まれた芸術作品から、私たちはそれとは違う新しい未来を紡ぎだせるのではないでしょうか。
嶋田 晃士

イベント・その他

「Rat A Tat Tat Tat!!手のひらのビート!リトル・イントナルモーリを作ろう!」
イントナルモーリは未来派の画家、音楽家のルイージ・ルッソロが発明した「調律された騒音楽器」という意味をもつ楽器です。今回のワークショップではプラスティック製のキットを組立て、リトル・イントナルモーリをつくります。デコレートすることで自分のオリジナルのイントナルモーリを作ることができます。展示期間中はそれらをサウンドオブジェとして展示し、展示終了後に郵送にてお返しします。
日時: 11月23日(日) 13:00-15:00 (受付12:30 -)
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2
講師:嶋田 晃士
定員:20名
対象:小学生とその保護者〜大人まで
料金:1000円
申込方法:お名前、年齢、住所、ご連絡先を明記の上記のうえ、下記のメールアドレス、もしくはウェブサイトからお申込みください。(申込締切11/10)
E-mail:little.intonarmori@gmail.com
WEB:http://kaptervideo.wix.com/beastie-beats

プロフィール

嶋田 晃士
1981年生まれ。京都府 向日市出身。アナログとデジタルを横断する作品の制作手法をとり、現代社会を生きる個人が過去の歴史や風土、物語をモチーフに再編集し、現実世界にアートとして還元させることを目的として活動している。主に空間を使った作品展開や、自作のサウンドオブジェを使ったパフォーマンスも行う。
受賞歴
2014年第9回タグボートアワード入選
2012年あいちアーツチャレンジ2012入選
2011年アジアデジタルアート大賞展 インタラクティブアート部門 優秀賞
6th International Art Prize Arte laguna ファイナリスト
2009年神戸ビエンナーレ2009 アート イン コンテナ国際展 入賞
http://www.youtube.com/user/kapterVIDEO