開催情報
【期間】2019年9月14日 (土) – 2019年9月16日 (月)【開演時間】
9月14日(土)20:00 ★アフタートーク ゲスト:倉田翠(akakilike)
9月15日(日)14:00 / 20:00 ★各回アフタートークあり
9月16日(月・祝)15:00 ★終演後音楽ライブあり。出演者は後日発表。
【休館日等】-
【料金】前売 3,000円・当日3,500円
※このウェブサイトにて、8月1日予約受付開始
https://www.kac.or.jp/events/26526/
会場
会場名:京都芸術センターwebサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
概要
【Co-program 2019カテゴリーA(共同制作)採択企画】今年、京都芸術センターでは、Co-program にてニカサン/三野新と共同でプロジェクトを実施しています。
昨年発表された映像・パフォーマンス作品『アフターフィルム』を経て、Chim↑Pomによる「にんげんレストラン」で行われた「『息』をしつづけている」は、会期中何度も投身自殺に遭遇した三野の衝撃的な経験を元に制作された。ベケットの不条理戯曲から始まった二つの異なるパフォーマンスを融合し、架空の未来を舞台にした演劇公演を東京・京都で上演する。本公演に向けて、京都では、6月に街との身体的な関わりから作品を立ち上げる創作ワークショップを行い、7月に試演会を行った。上へ上へと伸びていく都市開発で増殖する、均質で滑らかな風景のなか、「うまく生きる/死ぬ」こともまた、共に形を変えていくのか。
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人間が絶滅に向かう世界で、
「わたしたち」の頭のなかは、
これからすぐにどう死ぬべきなのか?
ということでいっぱいだ。
今日も「投身練習場」と呼ばれる
健康増進パークは、
リラクゼーションミュージックと
仮囲いの部屋に囲まれた
「清潔で安全な」場所の中で営業している。
うまく落ちられなかった「彼女」の息は
誰にも聞こえることはなかった。
「わたし」は誰もいなくなっても、
投身練習を続けていく。
「うまく落ちる」練習を続けるわたしたちは、
身体に何を宿らせて、落ちていくのだろうか。
三野新(みの・あらた)
1987年福岡県生まれ。ニカサン主宰。写真家・舞台作家。「恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに作家活動を行っており、物語・写真行為・演劇を横断的に試行/思考しながら制作している。主な受賞歴にフェスティバル / トーキョー 12公募プログラム選出、第2回・第4回写真「1_WALL」展入賞、第17回AAF戯曲賞ファイナリストなど。「『息』をし続けている」は人間レストラン(歌舞伎町)にて常設展示中。
https://www.aratamino.com/
ニカサン
三野新が2017年に立ち上げた演劇コレクティブ。写真や映像記録によって出演者の身体の小さな身振りを捉え、そこから政治的・社会的な背景を抽出する手法で作品を創作している。それは、「ここにはいない他者」を写真や映像によって視覚化し、分析しようとする行為でもあり、三野が創作のテーマとする「現代の『恐怖の予感』」を物語によって表現することを特徴としている。
https://nikasan.net/