• 2020年12月14日

開催情報

【期間】2021年1月2日(土) – 1月24日(日)
【開館時間】10:00 – 19:30 ※但し、1月2日(土)は9:30開館。百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
【休館日等】ジェイアール京都伊勢丹に準ずる。展示入替期間。
【料金】
一般 900円(700円)
高・大学生 700円(500円)
小・中学生 500円(300円)
※( )内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴1名さまは、当日券より各200円割引。
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2101.html

会場

会場名:美術館「えき」KYOTO
webサイト:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/index.html
アクセス: 〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
電話番号:075(352)1111

概要

継がれるわざとこころを後世に
截金師・江里佐代子(1945~2007)は、2002年に截金の人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されました。伝統的な京刺繍の老舗に生まれた佐代子は、仏師・江里康慧と結婚。その後、截金技法が途絶えることを危惧していた江里家の意向を汲み、截金の技法を学びます。截金は、本来、仏像や仏画を荘厳する技法であり、康慧とともに仏像作品をつくり続けました。また、仏像への荘厳にとどまらず、工芸品に応用したり、京都迎賓館をはじめとした公共施設などの壁面装飾やスクリーンなどの大規模な作品にも取り組んだりと、截金技法の新しい在り方の可能性を追求しました。惜しくも急逝した佐代子でしたが、技術や精神を途切れさせないように、と娘の截金師・朋子や工房の職人で引き継ぎ、截金作品を作り続けています。本展覧会では、江里佐代子の作品を中心に、康慧や朋子、工房の職人らによる、いまに繋がる作品を紹介いたします。截金作品の素晴らしさはもとより、截金技法の存在をより多くの方に知っていただき、継がれる截金のわざとこころが後世へ伝わる機会となれば幸いです。