開催情報
【出展作家】田島征三【期間】2021年7月27日(火)~8月8日(日)
【開館時間】12:00-19:00 (最終日のみ17:00まで)
【休館日等】月曜日
【料金】無料
会場
会場名:ギャラリーヒルゲートwebサイト:http://www.hillgate.jp/
アクセス: 〒604-8081 京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
電話番号:075-252-1161
概要
田島 征三 Seizo Tashima1940年、大阪府に生まれ、高知県で幼少期を過ごす。
伊豆半島に住み、絵本を作りながら、新潟県十日町市に「絵本と木の実の美術館」を、香川県大島に「青空水族館」をプロデュース。
「ちからたろう」(ポプラ社)でプラティスラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞、「ふきまんぶく」(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、「とべバッタ」(偕成社)で絵本にっぽん賞・小学館絵画賞など、受賞多数。
絵本に「ぼくの声が聞えますか?」(童心社)、「ガオ」(福音館書店)、エッセイ集に、「絵の中のぼくの村」(くもん出版)などがある。
2017年新聞広告のイラストレーションで「デザイン大賞」と「AD賞」をダブル受賞。2018年国際アンデルセン賞候補。2021年「つかまえた」(偕成社)で産経児童出版文化賞美術賞受賞。
ぼくの美術館「鉢&⽥島征三 絵本と⽊の実の美術館」のある、新潟県⼗⽇町市の⼭間の鉢という集落の奥に、⽔たまりのような⼩さなため池があって、そこに⼩さな⿂が⽣息していた。ため池が⼟壌整備事業で埋め⽴てることになって、ビオトープの池に救出。ため池では少数の⿂がやっと⽣きていたんだが、ビオトープに来て繁殖して増えちゃった。この⿂がシナイモツゴという絶滅危惧種で⾮常に珍しい⿂だったんだ。このビオトープ、⼩川、⽥んぼのシナイモツゴたち、⽔カマキリ、メダカ、ドジョウ、タニシ、コオイムシ、クロゲンゴロウなどの⽔⽣⽣物や、アナグマやタヌキ、イタチなどのほ乳類、去年の春には、カモが巣を作って、⼦どもを育てた。そういう場所を作品として、⼈々に⾒せたい。ここにいる⽣きものそのものが芸術なんだ。
地球の環境が急速に破壊されようとしている今、こんなちっぽけな場所に棲むちっぽけな⽣きものに注意をはらう⼈は少ないと思うけど、ぼくはここにある「いのちのケハイ」をアート作品として表現することを選んだのだ。
夜話市民講座Bコース
田島征三(画家・絵本作家)
「イノチえがく具象画・タマシイえぐる抽象画」
7月31日(土)18:30~20:00 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員20名(要予約)