開催情報
【期間】2022年1月22日(土) – 2月6日 (日)Open Studio 2022. 1 / 22 sat. / 23 sun. / 29 sat. / 30 sun. Exhibition 2022. 1 / 31 mon. ––– 2 / 6 sun.
【開館時間】11:00 – 19:00
【休館日等】火曜・水曜
【料金】無料
https://www.haku-kyoto.com/current
会場
会場名:hakuwebサイト:https://www.haku-kyoto.com/
アクセス: 〒600-8032 京都府京都市下京区中之町566
電話番号:075-585-5959
概要
この度、hakukyoto では、オランダ人アーティスト、サンダー·ワッシンクの滞在制作と展覧会を行います。ワッシンクはオランダのアイントホーヘンを拠点に2012年から活動しており、ヨーロッパ各地、モロッコ、中国、日本などでプロジェクト·展示を行ってきました。
今回、hakuのギャラリースペースをアーティストのスタジオとし、作品制作から展示までをその場で創り上げていきます。ワッシンクがこの実験的な展示につけたタイトルは『Just visitng』。”ただ訪れているだけ”、”ただの訪問者”、という意味ですが、主体はアーティスト自身だけでなく、私たち鑑賞者とも捉えられます。立場や視点を変えると様々なことが見えてきます。そこから生まれる何かをアーティストと共に共有できる場所になることを期待しています。
1月17日ー1月30日の前半はギャラリーでの滞在制作となります。オープンスタジオを土曜日·日曜日とさせていただき、サンダー·ワッシンクが在中して作業を行っています。ひとまず、オープンスタジオと展覧会に”ただ訪れるだけ”という姿勢から是非、お気軽にお立ち寄り下さい。そして、どのような過程を得て展示形態に創り上げていくのか、日々変化するギャラリースペースをお楽しみ頂ければと思います。
滞在制作過程をhaku kyotoのインスタグラムで随時公開予定です。
◯ Sander Wassink | サンダー·ワッシンク
(1984年、ハーリンゲン生まれ)
アーティスト・デザイナー
2009年から、オランダのアイントホーフェン市のSectie-C(ワッシンクが共同設立したアーティストとデザイナーのコミュニティーのためのクリエイティブワークスペース)を拠点に活動しています。彼の作品は、製品(プロダクト)そのもののデザインではなく、創造的なプロセスの意味に焦点を当てています。彼のデザイン手法は有機的に進化しており、機能や素材を組み合わせることで、新しい形やアイデアが生み出されています。デザインを研究し、調整し、コラボレーションを行うことで、彼は、自分の作品を通して彼が置かれているコンテクスト(環境)を反映させる一つの方法として展開しているのです。製品やデザインに溢れた世界において、彼の非機能的な作品は、外観、機能性、はかなさ、美しさの本質について疑問を投げかけるパラダイムとみなすことができます。彼は、現代の美学、著作権の問題、イメージとオブジェクトの意味について関心を持っています。彼は、生産方法、流通経路、販売戦略、代替システムの可能性を探求しています。
彼の作品は、Princessehof Ceramics Museum(国立陶磁器博物館、オランダ)やMuseum Boijmans Van Beuningen(オランダ)など、様々な美術館に永久コレクションとして所蔵されています。2012年にデザインアカデミーアイントホーフェンの人間と生活学科を卒業し、同校で講師を務め、それ以前は、アムステルダム建築アカデミー、マーストリヒト美術デザインアカデミー、ArtCoDe Tilburg、バルセロナのElisava School of Design and Engineeringで教鞭をとっていました。
テキスト:ルーシー·ヴァン·クリーフ