開催情報
【期間】2021年7月31日(土)-8月9日(月)【開館時間】12:00-18:00
【休館日等】木曜日
【料金】無料
https://www.heptagonworks.com/daily-movement/heptagonworks-com-daily-movement-tsujiijunko2021-731sat-89mon
会場
会場名:GALLERY HEPTAGONwebサイト:https://www.heptagonworks.com
アクセス:〒602-8175 京都市上京区下立売通智恵光院西入中村町523
電話番号:080-7583-3388
概要
このたび、ギャラリー・ヘプタゴンでは「辻井潤子展・いつもはじまり」を開催いたします。辻井さんはシンガポールに在住し作家活動を続けるアーティスト。何かに導かれるように精力的に描き続け、現地でも精力的に展覧会などを行っています。
京都では LINK 展などで目にする機会も多くありましたが、個展としては 11 年ぶりとなります。 大小の円形キャンバスに描かれた油彩とアクリル画の新作に加え、大型のペーパーワーク、ドローイング など約 40 点を展示いたします。 残念ながらコロナの影響もあって作家本人の来日はかないませんでしたが、インターネットを経由し作家 のオンライン在廊を予定しています。アトリエとギャラリーを結び、作家の生の声をお届けできればと考 えております。
この機会にぜひご高覧くださいませ。
【作家のことば】
姪っ子をモデルに描いた作品に 潤子笑顔描くの上手いねって言われて 始めてみたら 笑顔全然出てこない 100 枚描いたら出てくるでしょうか
まるを選んだのは キャンバスの角の扱い方が絵画の歴史にも深く関わっていて 教える時も そこを意識することを話すのですが じゃあ角なかったらどう?という興味と 母が保母さんだったとき、保育園児が 丸をいっぱい描いていて これなあにと聞いたら
「しあわせ」
と答えたんだよというお話が なんだか納得でいい形だなあと
大芸で知り合った生徒さんのお父さんがアトリエを貸してくれ
インテリアデザインに使うカーペット材を丸く切ったものに水彩で描いたのが
思えば まるい作品の第一弾です
東京での展覧会のとき 丸いコースターに 手紙を書いたのが始まりで
毎日 仕事終わりにカフェにゆき 連続で展示すると
月の満ち欠けのようにみえて 面白いなと
自分が体験したり 見たり 聴いたりしたものを
描きたいように描くだけで
意図的には絵にしないぞとやってみているシリーズです
昔はノープランで 何もみないで 描けるようになるとは思っていなかったけど 仕事をしたり 日々暮らすうちに 段々そうなってきて
自分が飽きないで最後まで描けるのは今はこの形ですが
一年一年確実に いえ一日一日 同じ線も色もでないので
描いていて 時間や自分の中心に今いるって感じると 焦りが消えて
いい時間へとつながります
人の心は気紛れです
それを自由に遊ばせたいなと
まずは自分の心を遊ばせていますが
皆様には
如何見えるでしょうか?
ご高覧いただければ幸いです。