開催情報
【期間】2020年3月20日(金)~2020年6月21日(日)【開館時間】10:00〜17:00(最終入館 16:30)
【休館日等】火曜(祝日の場合は翌日)
【料金】
一般・大学生:1,300(1,200)円
高校生:700(600)円
小中学生:400(300)円
障がい者と介添人1名まで:700(600)円
※( )内は20名以上の団体 料金
※幼児無料
お得な公式オンラインチケットはこちら
通常観覧券 一般・大学生1,300円→1,200円、高校生700円→600円、小中学生400円→300円
https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/20191124535
会場
会場名:福田美術館webサイト:https://fukuda-art-museum.jp/
アクセス: 〒616-8385
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話番号:075-863-0606
概要
伊藤若冲(1716-1800)は、京都錦小路にある青物問屋「枡屋」の長男として生まれました。23歳のとき、亡くなった父に代わり家業を継ぎます。30代で家業のかたわら描いた絵には、独自の感性による表現が感じられます。家業を続けるのか、絵に専念するのかという葛藤に苦しんでいた若冲を解放したのは、彼の絵の才能を見いだし、精神的に支えた大典禅師をはじめとする禅僧や支援者たちでした。彼らが若冲やその家族を援助し励ましたことで、40歳で家業を弟に譲り、絵を描くことに専念します。若冲は代表作である極彩色の《動植綵絵》(30幅)を、隠居後の42歳頃からおよそ10年かけて制作しますが、同時期に多くの水墨画も描いています。その後、版画の技法による《乗興舟》を制作するなど、85歳で亡くなるまで新しい技法や表現を探求し続けました。
一方、近年確認された記録から、営業停止になった錦小路市場を再開するため、若冲が先頭にたって交渉にあたっていたことが判明しており、絵だけを描いていたわけではないことが分かってきました。
本展では、初公開となる若冲30代の初期作品《蕪に双鶏図》をはじめ、初期から晩年までの作品と若冲に影響を与えた禅僧や画家たちを取り上げ、若冲作品の魅力とその背景に迫ります。また、曾我蕭白、円山応挙など個性あふれる同時代の画家たちの作品も展示し、若冲の生きた18世紀京都画壇の秀作をお楽しみいただきます。