開催情報
【作家】黒宮菜菜、西太志、彦坂敏昭、矢野洋輔【期間】2021年6月18日(金) – 7月4日(日)
【開館時間】13:00-19:00
【休館日等】月曜、火曜、水曜、木曜
【料金】無料
https://www.finch.link/post/「aliens-2」
会場
会場名: FINCH ARTSwebサイト:https://www.finch.link/
アクセス: 〒606-8412 京都府京都市左京区浄土寺馬場町1-3
電話番号:+81(0)80 1351 9467
概要
この度、FINCH ARTSでは黒宮菜菜、西太志、彦坂敏昭、矢野洋輔によるグループ展「Aliens 2」を開催いたします。本展は2021年3月に開催した谷本真理、NAZE、水谷昌人による絵画という存在の確かさと作品の持つわからなさをテーマとした展覧会「Aliens」の続編であり、各作家の近年の取り組みを紹介する内容となっています。今回は矢野洋輔の新作彫刻や黒宮、西の大型ペインティング、彦坂の「波のスケッチ」作品を元にしたアーティストブックなど、多様な作品を展示します。どうぞご高覧ください。黒宮菜菜|Nana Kuromiya
1980年東京都生まれ。2009年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻(油画)修了、15年同大学博士号(芸術学)取得。小説や神話から想起したイメージや独自に創作した物語をモチーフに、油彩作品、染料と和紙を用いた絵画作品を制作する。絵具やインクを流動的に滲ませる技法、あるいは希釈剤を多用した複雑な工程を踏むことにより、物語が有している時間性や視覚イメージの確かさ/不確かさを描写する。2017年に京都市芸術新人賞を受賞、18年に第21回岡本太郎現代芸術賞に入選。主な個展に「ARKO2019 黒宮菜菜」(大原美術館, 岡山, 2019)、「Boys」(FINCH ARTS, 2019)、主なグループ展に「VOCA展2020 現代美術の展望 -新しい平面の作家たち- 」(上野の森美術館, 東京, 佳作賞受賞)など
西太志|Taishi Nishi
1983年大阪府生まれ。2015年京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 絵画専攻油画修了。虚構と現実の境界や匿名性をテーマに、木炭によるドローイングから発展した絵画と、黒い陶土による陶作品や衣類に泥を塗り込み、焼成した立体作品も制作している。主な展覧会に「第14回 shiseido art egg 西太志展」(資生堂ギャラリー, 東京, 2020)、「月の裏側をみる」(FINCH ARTS, 京都, 2020)、「西太志+矢野洋輔 〈居心地の良さの棘〉」(8/ART GALLERY TOMIO KOYAMA GALLERY, 東京, 2017~18)、「シェル美術賞展2016」(国立新美術館, 東京)などがある
矢野洋輔|Yosuke Yano
1989年京都府生まれ 。2016年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻漆工修了。木彫を通して、”自分の表現したいもの”と”木そのものが表現するもの”との付かず離れずの関係を作品にしている。主な個展に「露と瘤」(ギャラリーwks./2020)、「寝ている木 踊っている木」(板室温泉大黒屋/2019)、「かたち廻る木」(FINCH ARTS/2019)、主なグループ展に「根の力 - THE POWER OF ORIGIN –」(大阪日本民芸館/2021)「FLYING WUNDERKUMER」(toberu/2019)「西太志 + 矢野洋輔展『居心地の良さの棘』」( 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery/2017)がある。2018年には第13回大黒屋現代アート公募展にて、大賞を受賞。
彦坂敏昭|Toshiaki Hicosaka
1983年生まれ。現在、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程(彫刻領域)在籍中。人が他者や事物をわかる(わかり合う)ことに強い疑問と関心を持ち、「協働」「収集あそび」「ドローイング」の異なるアプローチから他者理解のオルタナティブを示す試みを展開している。2015年にはポーラ美術振興財団在外研修員としてイギリスとアイスランドに滞在。2009年にはポロック・クラズナー財団(ニューヨーク)より制作支援を受ける。主な個展に大和日英基金(ロンドン/2017)、AISHONANZUKA(香港/2016)、大原美術館(岡山/2009)、資生堂ギャラリー(東京/2008)などがある。また、イギリス、フランス、リトアニア、マレーシアや、国内では兵庫県立美術館、京都芸術センター、東京都現代美術館などでのグループ展に参加。その他に〈木曽路〉を鬣恒太郎、前谷開と共に主催。京都芸術大学こども芸術学科講師。