• 2020年08月28日

開催情報

Depth of Light 美術×ピアノ×現代音楽
【会場】ロームシアター京都 メインホール ※本イベントはオンライン配信となります
【無観客公演収録日】2020年8月31日
【出演】深見まどか(ピアノ)
【演出・美術】大舩真言(美術家)
【作曲】坂田直樹(新作提供)、武満徹、一柳慧、フィリップ・エルサン
http://www.depth-of-light.info

会場

舞台公演記録動画の配信日
YouTube無料配信
2020年9月20日・21日・22日
Vimeo有料限定配信
2020年9月27日 – 10月31日

概要

暗闇の中に光が立ち現れた
その光はどこから来たのか、一時的なものなのか、ただ漠然と光が空間を裂いているかのように存在している
世界は光に映し出され、個々の存在も同じく光に照らされている
差し伸べられた光の断片は、世界に移ろいと変化を与え、私たちの心を豊かにしてくれる
我々は色を纏い、光と闇と共存しながら、個であり、同時につながり合っている
そのつながりは、音によって視界を超えてどこまでも遠く、深く、果てしなく続いていることに気づかされる
光の深さ
想像を超え、その光はどこまでも深い
(大舩真言)
「美術×ピアノ×現代音楽」のコラボレーションによる新たな形の舞台作品。
人間の心の移ろいや、自然から受ける抽象性などのテーマが、絵画×ピアノという最もシンプルな形態を通じてロームシアター京都のメインホールの壮大な空間全体に響き渡る。
本企画では、和紙に岩絵具という鉱物顔料を用いた作品を空間と親和性の高いインスタレーションとして発表し、国際的な評価を得る美術家・大舩真言の新作が舞台に登場。尾高賞・芥川作曲賞・武満徹作曲賞の日本の著名な作曲賞の三冠に輝いた気鋭の作曲家・坂田直樹が今回のために書き下ろした新作などが、数多くの国際コンクールに入賞しヨーロッパ各地での演奏で高い評価と注目を集めるビアニスト・深見まどかの演奏により繰り広げられる。
プログラム全体は、武満徹や一柳慧など日本を代表する現代作曲家や、フランスを代表する現代作曲家フィリップ・エルサンの俳句や自然感、日本の伝統文化や精神性などからインスピレーションを受けた曲などで構成され、深見まどかの演奏と大舩真言の作品と演出により、様々な反応を生み出しながら統合されていく。
まるでホール全体が呼吸・鼓動するような想像力と五感を刺激する舞台は、無観客というかたちで公演される。そして、その貴重な瞬間は映像として配信される。
分野を超えた芸術の新たな可能性の追求と、記録、記憶、共有されることへの新たな問いかけも含んだ実験的な試みとなる。