• 2019年12月19日

開催情報

【期間】2019年11月2日(土)〜12月22日(日)
※前期:11月2日(土)〜11月24日(月)
※後期:11月26日(火)〜12月22日(日)
【開館時間】10:00~19:30(入室は19:00まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)※9月2日(火)は臨時開館
【料金】一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*上記料金で、総合展示と3階フィルムシアターがご覧いただけます

会場

会場名:京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」
webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~18:00。金曜日は19:30まで。(入室はそれぞれ30分前まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)

概要

 長い年月を経て現代にまで伝えられ、歴史資料や美術品などとして尊ばれている貴重な品々は、いずれも何らかの技術を駆使し、多様な素材を用いて作り上げられています。特別な職能を持った人々が、時代や地域に応じて道具や材料を選びとり、協働して作り上げたそれらは、それぞれに特有の風合いや時代感を携えて、私たちに過去のありようを示してくれます。そこで用いられている技術や素材は、かつての社会とものの関わり方、価値観などを語りかける大切な情報であり、またいくつかの技術、その基盤をなす思想は現代のものづくりにおいてもなお生かされ、重要な役割を担っています。
 しかし過去の社会が培ってきた高度な技術やこれを支える道具、適切な原材料は時とともに変わりゆき、現代に脈々と継承されるものばかりとはいえず、今や絶えそうなもの、あるいは既に失われてしまったものが多々あります。特に古来の素材や技術で作り上げられている品々を、我々の世代が維持し、時に修理して後世に引き継いでいくためには、古来の技術や道具、材料などを併せて伝えていくことが大切な条件の一つですが、昨今の社会の大きな変化は、我々が伝統的で不可欠と考えるそれらの多くを深刻な存立の岐路に立たせています。
 本展示では、主に美術工芸品を中心に、古来ものを作り出し支えてきた様々な道具や材料の一端をご紹介します。