• 2014年09月25日

開催情報

【作家】
江川智洋
【期間】2014年9月24日(水)~ 9月28日(日)
【料金】無料
http://exhibition.blackbird-whitebird.com/?cid=1

会場

会場名:Black bird White bird 
webサイト:http://blackbird-whitebird.com/
アクセス:〒606-8167 京都市左京区一乗寺樋ノ口町8-2
電話番号:075−741−8111
開館時間:12:00~19:00
休館日等:月火曜休み

概要

京都で銅版画による制作活動を行う江川智洋の展示を開催いたします。
「タイトルの由来は少しややこしいのだけど、フランスのドキュメンタリー映画 ”動物、動物たち” の原題 ”UN ANIMAL, DES ANIMAUX” の英題 ”ANIMALS AND MORE ANIMALS” から拝借し、ただこの映画ほど動物が出てくるわけではないので、”MORE”を削って”ANIMALS AND ANIMALS”に。ごろが良い気がしたのだけど英語的にはどうなんでしょうか? 気持ちは ”動物、動物……” という感じです。
映画”動物、動物たち”は博物館の改装を追うドキュメンタリーで、標本や剥製を並べて博物館の中に自然を再現したかのような、動物たちの行進の製作現場を追う作品です。製作に携わる彼ら(博物学者?)の言うことは二転三転しいくのですが、精一杯に博物館を通して博物学を伝えていく熱意を感じさせてくれます。派手なことも、社会的な問題などはないのだけど、伝えることについて妥協のない人たちを描いたドキュメンタリーです。
最近では作品は伝えるという作業、そんな感じに思います。版画を制作するとき、切り出された版に描くモチーフは、言葉でなかなか伝えることは出来ないし、自分でさえもよくわかりません。言葉や意図は本当に二転三転し、不確かなのだけれど、形のないモチーフはやはりあります。
プレートマークから見える動物たちの行進………僕の場合は博物学ではなく、これから始まる物語断片に、そのひょっと覗く部分に、なにかを感じて楽しんで頂けたらと思うのであります。
というわけで、決して多くはないのだけど相変わらず版画を作っていました。最初の個展など数回は版画製作だけで精一杯だったのだけど、最近では少し余裕が出で来て、欲が出たとも言うのだけど、動物を沢山作って、テーマを感じてもらえるような個展をしてみようと思い、”ANIMALS AND ANIMALS”と題し開催いたします。楽しんでいただければ幸いです」
繊細でありつつ、温かみのある江川智洋の銅版作品。キャラクターたちはひそひそと語りそうです。どの作品からも物語がはじまるような魅力を感じさせます。ぜひみなさま、江川智洋の世界を楽しみにお越しくださいませ。

プロフィール

江川智洋
1985年広島生まれ、2012年頃から主に銅版画の製作活動をしています。銅版画のプレートマークから覗くようなどこか物語的な作品を作って行けたらよいかなと思います。

2013年 2月 レティシア書房 銅版画個展
2013年 8月 トンカ書店 ペン画と銅版画の個展
http://rakyou.tumblr.com