開催情報
【作家】土屋未久【期間】2022年1月9日(日)– 2月6日(日)
【開館時間】11:30-20:00
【休館日等】-
【料金】無料
会場
会場名:そのうちcafe SNCwebサイト:http://bgmkyoto.tumblr.com/
アクセス:〒600-8182 京都市下京区塗師屋町119
電話番号:-
概要
この度、そのうちcafeでは作家、イラストレーターとして活躍する名古屋在住、土屋未久さんの個展を開催します。本展示は新作に加え、2013年頃のドローイングから現在までの作品を再構成して展示します。2013年に描いた小さなドローイング「Where are you?」が出発点。
どこにいる?という存在を問うことは自分自身や絵についても問われているようだと言います。
「『存在する』ということに対する虚しさや孤独が以前のテーマであり、現在でも制作の太い軸ですが、いまは『存在すること』そして『存在することによる関係性』についてより思いを巡らせています」
展示では過去といまを俯瞰し、新たな生地を形成するような時間にしたいと考えています。
テーマ選び、作品づくりについて土屋さんはこう話します。
「オブジェが存在し互いに作用し合うことが大きなテーマとしてあります。そこに普段描いているメモ(=ドローイング)から抽出したイメージをコラージュのように頭のなかで構築。自分の中と外を行き来しながら画面を構成します」
独特の構図や色づかいでモチーフがコラージュのように再構成された土屋さんの作品。彼女の描く線、重ねる色の中に潜むユーモア、調和と不協和音、繊細さとぬくもりが見るものを惹きつけます。
今回は土屋さんの作品を一連の変遷の中で見ていただけるあまりない機会です。どうぞご高覧ください。
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From the Exhibitor
思い出したかのように目に入った2013年の「Where are you?」というドローイング。
ぼやかしていた過去の絵や当時の記憶などが突然頭によみがえった。
部屋中に並べてみたらやはり自分の絵であって、なんだかみんな(絵)楽しそうに喋っているようだった。
年々頭の中のこねているオブジェたちのように、現実でもモノと生物の境目がなくなっていく。
そんなきっかけで、もっと作品と対話したり、向き合わなければと思ったのです。
お店でゆっくりお茶をして公園で遊んで、ついでに絵も見て頂けると嬉しいです。
土屋未久
1991年愛知県生まれ。展示を行いながら書籍の装画・挿絵、イベントビジュアル、ロゴなどの仕事に取り組む。
絵を通して見たことのない知らない場所へ自分や他者を連れていきたい。