• 2020年05月14日

開催情報

【作家】ロバのアンテナ ハセガワ タマ子
【期間】2020年4月25日(土)– 5月24日(日)
【開館時間】13:00-18:00
【休館日等】火,水,木
【料金】無料

会場

会場名:bgm gallery and shop
webサイト:http://bgmkyoto.tumblr.com/
アクセス:〒600-8114 京都市下京区早尾町313番地3 五条モール 102
電話番号:-

概要

この度、bgm gallery and shopでは京都を拠点に活動する刺繍がま口作家・ロバのアンテナの個展を開催します。
ロバのアンテナのハセガワタマ子さんはちょっとシュールな刺繍のがま口を制作しています。おじいちゃん、おばあちゃんになるまで使いたくなるがコンセプト。
「長く使うこと、ずっとそばにあるもの、そこから生まれる愛着はとても大切だと思っています。穴が空いたり汚れてきたりすることもありますが、そこを繕ったり、あえて汚れの形の刺繍を足してみたり。その人だけの特別ながま口になっていったら良いなと思っています」
今回のテーマは「家族」。例えば恐竜の親子、うるめいわし一家、コアラの親子…他にもいろんな家族を、家族の一員として、時には他者からの目線で縫っています。
家族とはよく考えるとなんだかヘンな集まりです。父、母、子、猫や犬…それぞれ何となく役割や立ち位置みたいなものはあるけれど、結局のところ全然違う『個』の集まり。その個が1つ屋根の下で暮らしているのはやっぱりちょっとヘン。みんなバラバラで違うのに、外からみれば家族というひとかたまりなのもまたおもしろい。
「ヘンは愛おしい。うれしくてさみしくて特別」
展示では2019年度版『popy-f』※1 の表紙になった12ヶ月分の〝眺めるがま口〟を中心に、作者が普段、作り続けるがま口を「モノだって家族」にて展開します。
「濃厚な家族の時間は案外短いもの。そんな一瞬の家族の思い出や、そして、また次の世代へと続いていく家族や個の物語を感じてもらえるような展示にしたいと考えています」
普段、刺繍にするモチーフは、生活にかなり密着しているといいます。
「百貨店の精肉コーナーで見た生肉が可愛く見えたり、ちくわ好きの友人を見ていたらちくわが縫いたくなったりと日常目にしたり会話に出てくるものが多いです。気になってしまうとそればっかり縫う癖があって最近では竹輪ブームが続きました」
テーマを決めた後はひたすら落書き。そして、がま口になった時のことを想像しながら(口金を置き、その中に絵がおさまるように)下絵を完成させて刺繍。下絵を書かずすぐに刺繍に取り掛かることもあります。刺繍が完成してからがま口に仕立てます。
家族というテーマに刺繍がま口を通して自由な発想で取り組んだ、初個展となる本展示。
「ドラマチックな日もあれば、そうではない普通の日もある。家族(親子)というヘンな集まりを、のんびり見に来ていただきたいです」
みなさまのお越しをお待ちしております。
※1 『popy-f』は、全家研の家庭学習教材として、小学ポピーを契約している全ての方へお届けする保護者向け教育情報小冊子です。