HAPSが協力する展覧会のお知らせです。
概要
「金サジ、マユンキキ、山本麻紀子」
会期:2022年5月14日(土)〜7月3日(日)10:00-17:00
会場:半兵衛麸五条ビル2F(〒605-0901 京都市東山区問屋町通五条下る上人町433)
定休日:会期中の火、水休廊
入場料:無料
主催:Kyoto Interchange
協力:株式会社 半兵衛麸/一般社団法人HAPS
https://www.kyotointerchange.com
※半兵衛麸五条ビルとは、元禄二年(1689年)創業の、京都の麸、ゆば専門店「半兵衛麸」が2022年4月にショップとカフェを併設し新たにオープンしたビルです。「川端五条」交差点南東角。https://www.hanbey.co.jp
※本展の開場時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性があります。最新の情報は主催者ウェブサイト、SNSでご確認ください。
展示概要
本展にむけ、金サジ、マユンキキ、山本麻紀子、3名のアーティストによるプロジェクトを進めてきました。展覧会では各アーティストの作品が発表されます。写真、セラミック、絵画、映像など多岐にわたるメディウムが提示されますが、それらは地道な制作と誠実な倫理の結合と言えるものです。各作品は販売されます。その販売方法は全てアーティストが決定します。会期中にはマユンキキによるパフォーマンスを含む、いくつかのイベントが開催されます。会期全体にわたって、3名のアーティストは共同してリサーチを行い、互いにアイデアを共有し、未来の芸術実践へと繋げていきます。
作家プロフィール
金サジ|Sajik Kim
撮影:麥生田兵吾
自身のコリアンディアスポラの身体的、精神的アイデンティティの「揺らぎ」をきっかけとして活動をはじめる。創作物語を演出写真の技法を用いて作品を制作。写真家として活動しながら、活動の一環として、韓国舞踊家、金一志の下に師事。韓国伝統芸能を学びながら、ディアスポラに代々継承されていく歴史・民族精神のトラウマから生まれる新たな可能性を探っている。現在、ロシアのサハリンのリサーチを日本サハリン協会等の協力を得ながら継続中。2020年度より多様なメンバーと映像作品「AMA~ウィルスとおよぐ~(https://vimeo.com/529318251)」を完成に向けて奮闘制作中。今夏に金一志芸術団創立公演に出演予定。株式会社赤々舎と写真集を年内に出版予定。2016年度キヤノン写真新世紀グランプリ、令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。
マユンキキ|Mayunkiki
撮影:池田宏
1982年生まれ。北海道出身・在住。アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」「アペトゥンペ」のメンバー。音楽分野だけでなく国内外のアートフェスティバルにパフォーマンス参加多数。アイヌ語講師、札幌国際芸術祭(SIAF)2017バンドメンバー(企画チーム)、SIAF 2020ではアイヌ文化コーディネーターをつとめる。2018年より、自身のルーツと美意識に纏わる興味・関心からアイヌの伝統的な文身「シヌイェ」の研究を開始。現代におけるアイヌの存在を、あくまで個人としての観点から探求し、表現している。2020年には、第22回シドニー・ビエンナーレ「NIRIN」に参加。同年、写真家の池田宏と「シヌイェ アイヌ女性の入墨を巡るプロジェクト」(北海道・白老)、その後の初めの個展として2021年「シンリッ アイヌ女性のルーツを探る出発展」(北海道・札幌、CAI03)を開催した。
山本麻紀子|Makiko Yamamoto
撮影:内堀義之
ある特定の場所についての観察や考察を続け、常識や習慣など日常の中で見過ごされている事柄や疑問を糸口にして、他者とのコミュニケーションを発生させるプロジェクトを行う。その一連の過程を、絵、写真、映像、染め、刺繍など様々な形式で作品制作を行っている。2018年~2020年には総合福祉施設 東九条のぞみの園(京都市南区)との協働プロジェクト「ノガミッツプロジェクト」、2020年~崇仁地域(京都市下京区)にて「崇仁すくすくセンター(挿し木プロジェクト)」をスタートさせ、主に高齢者との関わりを起点にし、様々な人たちとの関係をつくり出しながらプロジェクトを展開している。ライフワークとして、2013年より15年計画で日本(水戸)とイギリス(ペンザンス)の巨人伝説をベースに、「眠り」「怒り」「待つ」「生き延びる」などのテーマを設け、巨人の世界を追い続けている。
お問い合せ
Kyoto Interchange(担当|櫻岡)
MAIL|info@kyotointerchange.com
TEL |075-600-2493
URL |https://www.kyotointerchange.com