HAPSが協力する展覧会のお知らせです。

概要

崇仁すくすくセンター(挿し木プロジェクト)2020-2021 活動報告展
会期:2022年2月14日(月)~2月20日(日)10:00~17:00 ※2月15日(火)休館
会場:京都市下京いきいき市民活動センター「うるおい館」1階ロビー(〒600-8207 京都市下京区上之町38番地)
主催:崇仁すくすくセンター実行委員会
共催:崇仁デイサービスうるおい
協力:一般社団法人HAPS/工房かじたに/京都市下京いきいき市民活動センター/京都府立植物園
助成:公益財団法人 福武財団/下京区まちづくりサポート事業「SHIMOGYO+GOOD」令和3年度採択事業
※新型コロナウィルス感染症拡大の影響により展示期間などが変更になる場合があります。お出かけの前に最新の情報をご確認ください。
 
 
この度、京都市立芸術大学移転に伴い大きく変化する崇仁地域にて、工事によって失われる樹木の挿し木を試み、多くの方々とともに見守り、歴史や人々の記憶、物語を継承し未来へと命を繋いでいく「崇仁すくすくセンター(挿し木プロジェクト)」の2020~2021年度の活動報告展を開催させていただく運びとなりました。
プロジェクトの始まりは2020年4月。HAPS主催による京都市「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」のモデル事業の一環としてスタートしました。私、山本麻紀子が、京都市立芸術大学移転予定地である元崇仁小学校・元崇仁市営住宅・元崇仁保育所で生きていた樹木の枝を採集し、苗木ポットに挿し、日々の管理を行ってきました。2020年4~8月の間で約50種の樹種、総数776本の挿し木を試みました。それ以降、それらのうち順調に育っている挿し木を、地域の皆さんとともに様々な形で見守り育て、いずれ崇仁地域やその他ご縁のある場所に地植えすることを目指しています。すべての挿し木の地植えが完了するであろう2030年までの間、時間をかけて、ゆっくりじっくり様々な方々と関わりながら、挿し木の成長とともに完成する作品制作も行います。
2021年度は、崇仁すくすくセンター実行委員会を設立し、地域に根付いたプロジェクトを具体化していくためのチーム体制を築きながら、主に崇仁デイサービスうるおいの皆さんとの活動を重ねてきました。ご利用者さんや職員の方々と一緒に制作しているちぎり絵作品、挿し木の見守り記録、また、山本個人で行っているリサーチの過程で生み出されている様々なものたちをお披露目いたします。息の長いプロジェクトです。そのベースとなる2年間の活動をご覧いただき、プロジェクトに興味を持って、応援、ご一緒していただけますことを心から願っています。
 
崇仁すくすくセンター実行委員会 代表 山本麻紀子
 

関連トークイベント

「2020年度と2021年度の活動について」
2020年度に開始した「崇仁すくすくセンター(挿し木プロジェクト)」や関連する取組みについて、また、新たな体制を構築しながら重ねてきた2021年度の活動について、初年度のコーディネーターとともに話します。
日時:2022年2月19日(土)14:00~15:30 無料・予約不要
※新型コロナウィルス感染症拡大を鑑み次年度へ延期といたします。日時が決定次第改めて告知いたします。
登壇者:山本麻紀子(アーティスト)/石井絢子(HAPS・アートコーディネーター)
定員:30名(先着順)
会場:喫茶アミー(〒600-8206 京都市下京区下之町1-1)
共催:一般社団法人HAPS
 

崇仁すくすくセンター(挿し木プロジェクト)とは

京都市立芸術大学移転等の新たなまちづくりによって大きく変化する崇仁地域にて、まちと共にあった小学校、市営住宅、保育所などで命を育んできた樹木の挿し木を媒介とし、様々な人たちと見守ることで、土地の記憶や人の繋がりを継承していくことを目指すプロジェクトです。
 

アーティストプロフィール

山本麻紀子(やまもと まきこ)
1979年生まれ。京都市立芸術大学 大学院 絵画専攻 構想設計修了。ある特定の場所のリサーチを通して観察や考察を続け、常識や習慣など日常の中で見過ごされている事柄や疑問を糸口にして、他者とのコミュニケーションを発生させるプロジェクトを行う。その一連の過程を、写真、映像、ドローイング、刺繍など様々な形式に展開させて作品制作を行っている。

お問い合わせ

崇仁デイサービスうるおい 電話 075-342-2668 (10:00-17:00 / 日曜休み)