HAPSスタジオ使用アーティストの小林椋による展示のお知らせです。

概要

展覧会「ニューミューテーション#4 小嶋晶・小林椋」
「ありえたかもしれない」仕組みを浮かび上がらせるー
小嶋晶・小林椋
生と機械を対象に思索を試みる2人による展覧会
私たちの生活はコロナ禍でも、それ以前でも小さな仕組みの組み合わせによって形作られていますが、その組み合わせの裏側には、選択されなかった構成要素やシステムがいくつも存在しています。小嶋晶と小林椋を紹介する本展では、既存の構造から未知の仕組みを生み出す過程に注目し、彼ら独自の「ありえたかもしれない」組み合わせの想像と観察の視点を探ります。
小嶋は、「アニマ(ラテン語で生、魂の意)」に関心を持ち、「生」について多角的な視点から映像や立体物、ドローイングなど様々なメディアで表現を試みています。現在は、常識的に考えられてきた枠組みが覆されニューノーマルに置き換わる状況の中で、日常で再構成するためのシーケンスとして「食卓」シリーズを展開しています。
小林は、事物に物的な装置を挿入したり、類推させることで生じる飛躍や不和の現象を観察しながらどこかぎこちない規則的な反復運動を繰り返す装置群の制作を続けています。
2人の作品は、既に構成された事物や装置を対象に、もう一つのシステムを思索することで生まれます。本展を通して、外的干渉や環境の変化に晒される今だからこそ身の回りの既知のシステムに目を向け、そこに潜在する異なるレイヤーを交錯させるきっかけを創出することを目指します。
https://www.kac.or.jp/events/30383/
日時:2021年6月26日 (土) – 2021年8月22日 (日) 10:00~20:00
休廊:8月14日(土)〜16日(月)
会場:京都芸術センター ギャラリー北・南、他
料金:無料
主催:京都芸術センター
協力:一般社団法人HAPS
関連企画会期中にトークイベントなどを開催予定です。詳細は京都芸術センターのウェブサイト、SNSでご確認ください。
新型コロナウイルス感染防止対策
・37.5°以上の発熱のある方や体調不良の方はご入場できません。
・マスクの着用、こまめな手指消毒、ソーシャルディスタンスの保持にご協力ください。
・新型コロナウイルス感染拡大状況によってはやむなく中止、内容を変更する場合があります。

アーティストプロフィール

小嶋 晶(こじま あき)
大阪生まれ。看護師として手術室や集中治療室で働いた後、芸術活動をスタート。2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科 絵画専攻油画修了。近年の主な展覧会に、「transmit program 2020」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都、2020)、「第23回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、2020)などがある。「Kyoto Art for Tomorrow 2020-京都府新鋭選抜展-」で最優秀賞、「アートアワードトーキョー丸の内2019」でグランプリを受賞。
小林 椋(こばやし むく)
1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院情報デザイン領域修了。2019年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。近年の主な展覧会に、「ネを見に峰に目をね」(TAKUSOMETANI GALLERY、東京、2020)、「ART CONTAINER」(GINZA SIX、東京、2020)、「州ん」(ギャラリーN、愛知、2020)、「ソテツとてつもなく並」(ギャラリー16、京都、2019)などがある。
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