2016年に開催される第20回シドニービエンナーレでアーティスティック・ディレクターを務めるステファニー・ローゼンタール氏をお招きし、トークを開催します。ローゼンタール氏は、現在ヘイワードギャラリー(ロンドン)のチーフキュレーターでもあり、以前はハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)で近・現代アートのキュレーターとして、著名なアーティストとともに数多くの展覧会を手がけてきました。今回のトークでは、とくにヴィジュアルアートとパフォーマンスの関係を探求しながら行われる、自身のキュレーションの仕事についてお話いただきます。

概要

日時:2014年12月7日(日)16:30-18:30
場所:京都芸術センター ミーティングルーム2
(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)
参加費:無料
定員:40名(要予約)
主催:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

共催:京都芸術センター

お問合せ・予約

HAPS
e-mail info@haps-kyoto.com
電話 075-525-7525
メールに氏名、連絡先、ご予約人数を明記ください。

ゲスト・プロフィール

ステファニー・ローゼンタール(博士)Stephanie Rosenthal
第20回シドニービエンナーレ アーティスティック・ディレクター

国際的に評価の高い著述家でもあり、2007年からロンドンのヘイワードギャラリーでチーフキュレーターを務めている。キュレーションの実践においてはヴィジュアルアートとパフォーマンスの関係の探求を重視している。
ケルン大学で美術史の博士号を、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンで修士号を取得。公的機関におけるキュレーションとパフォーマンスについて幅広く執筆・講義を行い、現代アートおよびアーティストに関する数多くのエッセイを雑誌や書籍に寄稿している。最近では大規模な回顧展、Ana Mendieta: Traces やDayanita Singh: Go Away Closer (2013)の開催に合わせた出版がある。
ヘイワードギャラリーで手がけた展覧会で注目すべきものに、 MIRRORCITY (2014)、 Pipilotti Rist: Eyeball Massage (2012)、 Art of Change: New Directions from China (2012)、 MOVE: Choreographing You (2010)、 Walking in My Mind (2009)、and Robin Rhode: Who Saw Who (2009)がある。
ミュンヘンのハウス・デア・クンストでの10年以上にも及ぶ在職中には、アシスタント・キュレーターとして、またNight (1998) やObjects in 20th Century Art (2000)などいくつかの著名な展覧会の共同キュレーターとして活躍。2000年、近・現代アートのキュレーターに就任後は、 Alan Kaprow – Art as Life (2006)、 Aernout Mik – Dispersions (2004)、 Abigail O’Brien – The Seven Sacraments (2003)、や Stories. Narrative Structures in Contemporary Art (2002)を含む一連の重要な展覧会を手がけてきた。また、2005年にホワイトチャペルギャラリーでも開催され、高い評価を受けたPaul McCarthy. LaLa Land Parody Paradiseのキュレーションも行った。
また、1996年以降近・現代アートをテーマとする国際諮問機関やシンポジウムに参加している。最近の活動としては、2014年2月から4月にコロンビアで行われた第1回カルタヘナ・デ・インディアス・ビエンナーレの国別セクション、Imperfect Idler or When Things Disappearのコーディネーターを務める3人のキュレーターのうちの一人に選ばれた。