Sorry, this entry is only available in 日本語.

東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では、2019年6月1日(土)より、藤本悠里子の企画によるALLNIGHT HAPS 2019前期「PORTABILITY」を開催いたします。

概要

ALLNIGHT HAPS 2019前期「PORTABILITY」
会期:2019年6月1日(土)〜2019年9月30日(月)
企画:藤本悠里子
企画協力:新井優希
出展作家: 
 #1 長門あゆみ 2019年6月1日(土)~7月8日(月)※終了しました
 #2 西永怜央菜 2019年7月13日(土)~8月19日(月)※終了しました
 #3 須賀亮平 2019年8月24日(土)~9月30日(月)※終了しました
展示時間:18:00〜9:30(翌日朝)
会場:HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339)
主催:一般社団法人HAPS
支援:2019年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
デザイン:三宅航太郎(うかぶLLC)

関連イベント

アーティストトーク
入場無料・予約不要 ※会場の広さから着席の定員は20名となります。ご了承ください。
2019年6月15日(土) 18:30〜20:00 長門あゆみ ※終了しました
2019年7月13日(土) 18:30〜20:00 西永怜央菜 ※終了しました
2019年8月24日(土) 18:30〜20:00 須賀亮平 ※終了しました
クロージングイベント「Life is spark joy!」
入場無料・予約不要 ※会場の広さから着席の定員は20名となります。ご了承ください。
2019年9月28日(土)18:30〜21:00 ※終了しました

ALLNIGHT HAPS2019「PORTABILITY」の企画協力、新井優希がママとなって、一晩だけの焚火barを開きます。 焚火の揺らぎと、鳥取や秋田の美味しいもの、ギターの音色と歌声で、 夏と秋の隙間のひとときを一緒に味わいませんか?

企画趣旨

ローカルからローカルへ移動する。
本展に出展する3名の作家と2名の企画者が拠点とする鳥取・沖縄・秋田・京都へその他の作家/企画者と共に移動しながら、そのひとつひとつ違った営みの多様さを確かめる。同じ世代に属する彼・彼女らとは、これから訪れる時代の明るい風景や暗い風景を共にみつめ、立ち会うことになる。互いにどんな場所で、どんな環境に囲まれて、どんな暮らしの中で活動しているのかを知って、同時代のこと、お互いの活動のこと、そして未来のことについて言葉を交わす。本展覧会では、3名の若い作家たちがそれぞれの暮らしの中から掬い取った同時代の営みをウィンドウの中に展示する。同時に、作家/企画者による移動の記録をウィンドウの外に置いておく。作品と対峙するウィンドウ越しのその場所から、別のローカルへと旅する展覧会。

アーティストプロフィール

●長門あゆみ(ながと あゆみ)
1996年、岩手県生まれ。2015年、秋田公立美術大学への進学を機に秋田県へ移り、震災で崩壊した三陸の防波堤や秋田県の限界集落・廃集落についてのフィールドワーク及び作品制作活動を行う。2019年には、岩手県でマッコウクジラ捕鯨の歴史に触れたことをきっかけに、日本の捕鯨文化へ興味をもち、卒業制作として《harboring-鯨を抱く-》を制作・発表する。今春、京都市立芸術大学大学院に進学し、捕鯨研究を継続しながら、日本独特の漁法の発祥の地である西日本を拠点に更なる追求・彫刻表現の展開を目指す。

《route X》制作年:2018年 素材:東日本大震災被災木材・廃木材の薪、ペンキ

 
●西永怜央菜(にしなが れおな)
1995年、沖縄県生まれ。沖縄、朝鮮半島、台湾、九州、東京、北アメリカ等の環太平洋沿いに生きた先祖達の足取りを辿り、自身のファミリーヒストリーを再構築することをテーマに制作を行う。自身は鹿児島と沖縄にルーツを持ち、2010年まで沖縄本島から宮古島、ホーチミンなどを移りながら過ごす。自宅から最も遠い国内の美術大学へ行きたいという理由で、秋田に移り住む。2018年に秋田公立美術大学を卒業。現在は沖縄県立芸術大学大学院に在籍しながら、自身の家族史収集を行っている。

《私の家族のはなし》制作年:2019年 作品形態:インスタレーション

 
●須賀亮平(すが りょうへい)
1993年、北海道生まれ。生まれ育った札幌市という都市が小さく感じられ、そこでの活動の円環から出るため、秋田公立美術大学へ進学。秋田での暮らしと制作を継続するため同大学大学院に進学。大学院在学中、居住地付近の海岸に北朝鮮から船が漂着したこと、またその近隣にある自衛隊演習場がイージス・アショアの配備候補地として選ばれたことで政治的な意味が加わり、自身の住む場所が特異な場所として意識される。2019年、大学院修了後もその変化の行く末を長期的に観察するため、秋田を拠点に活動を行う。

《凪の国》制作年:2019年 作品形態:映像(57分)

 

企画者プロフィール

●藤本悠里子(ふじもと ゆりこ)企画
1994年、京都府生まれ。京都造形芸術大学在学中、展覧会企画・若手アーティスト支援事業などに関わりながら、国内外の様々なアートスペースを巡る。その後、東北で一人暮らしをしてみたいと思い、秋田公立美術大学大学院に進学。そこで芸術を取り巻く環境が急速に変化していく様を目の当たりにし、修了後も秋田に生活拠点を置くこととする。現在は、京都と秋田の2つの拠点を行き来しながら主に展覧会やイベントの企画を行う。
 
●新井優希(あらい ゆうき)企画協力
1993年、埼玉県生まれ。京都でアートプロジェクトやアーティストのマネジメントを学ぶ。京都造形芸術大学卒業後、京都にとどまるために大学院に進むが、より実践的に学べる場を求めて休学し、アートプロジェクトのアシスタントとして名古屋に移り住む。アートの現場を経験していく中で、自分自身の働き方や生活についても考えたいと思うようになり、現在は鳥取にあるゲストハウスにて、訪れては去っていく旅人の時間に寄り添い、シェアハウスのゆかいな人たちと暮らしながら、人と自分に向き合ったり、表現について考えたり考えなかったりしている。
 

ALLNIGHT HAPSについて

本企画は、若手アーティストおよび若手キュレーターの養成を目的とする、年間2名の企画者による展覧会シリーズです。HAPSオフィスの1階スペースにて終夜展示を行い、道路からウィンドー越しに観覧いただきます。
これまでのALLNIGHT HAPSアーカイブはこちらhttp://haps-kyoto.com/allnight-haps-archive/