HAPSが協力する展覧会のお知らせです。
概要
清原遥 個展「祈りの形に似ている」日時:2018年9月11日(火)〜23日(日)平日16:00〜21:00/休日13:00〜21:00
会場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku
〒604-8805 京都市中京区壬生馬場町37-3
料金:無料
企画:川久保ミオ
問い合わせ:harukakiyohara.2.23@gmail.com 清原遥 まで
詳細:http://kumagusuku.info/874
展示について
「作ること」と「生きること」のなだらかな繋がりや関わりをテーマに、テキスタイル作家である清原遥の作品を中心に展示を企画します。清原はこれまでビニールを用いた熱融着技法や絞り染めといった様々な技法を用いてテキスタイルやドローイングなどを制作してきました。今回はそれまであまり使用してこなかった自然の染料に着目し、またそこから自然現象そのものへと関心を抱き、雨乞いをテーマにした作品を制作します。 清原は作ることを生きることとを考えますが、この生きることはいかに人間が自然に倣って生きていけるかという話まで繋げられます。壮大なことの様に聞こえますが、例えば私たちは日々テレビやスマートフォンのアプリで今日の天気を調べて過ごしていますが、その天気は時にはそれらの情報とは異なって雨を降らします。どれだけ自分たちの生活をコントロール出来るようになったとしても、自然は私たちの意図とは関係なしに動き、その中を私たちは時に忘れ、時に意識して生きています。
雨乞いは人が神様に雨を降らしてもらえるよう乞う・媚びる・祈ることですが、果たして本当に雨が降ると信じて雨乞いを行っていたのでしょうか。もしかすれば仲間たちと雨乞いをすることで、大きな自然に対する一人の心細さを紛らわせていたのかもしれません。
本展ではどうしようもない自然現象に対して向き合う人々の生活に思いを重ねながら、「作ること」と「生きること」のなだらかな繋がりを目指します。
プロフィール
清原遥1992年生まれ。テキスタイル作家。布、ドローイングなど。京都市立芸術大学 美術学部 工芸科 染織専攻 卒業。生まれたときから人を包んできてくれた布に彩りを描いてゆきたい。instagram:@ii.haruka
twitter: @ii_haruka
川久保ミオ
1994年生まれ。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科卒業。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程在籍。記録とコラージュをテーマに研究や批評やキュレーションなどを行う。