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HAPSで協力している展覧会のお知らせです。
谷本研と中村裕太。それぞれの表現活動を続ける美術家2名が、京都市内で目にする地蔵菩薩や大日如来などのホコラ(路傍祠)の生態系に着目しました。谷本研は独自のフィールドワークにより市内中心部のホコラから三十三所を厳選し、その巡礼ルートを編集するプロセスを通じて、「聖と俗のはざま」に思考を巡らせます。中村裕太は街角で見かける内装タイルで装飾された〈タイルホコラ〉に注目し、建築・工芸・民俗の観点からのリサーチをもとに、路傍で採取したタイル片を用いた盆棚を会場内に組み上げます。会期中にはホコラを巡るツアーやトーク・イベントも開催。身近な京都に焦点をあて、ツアーの観光案内所や休憩所なども設置された会場は、「タイルとホコラ」を巡る様々なオブジェで飾り立てられます。

概要

「タイルとホコラとツーリズム」展
出品作家|谷本 研 / 中村 裕太
会場設営|studio森森
会期|2014年8月14日(木)-24日(日)11:00〜19:00*月曜日はお休み/金曜日は20:00まで/最終日は18:00まで
会場|Gallery PARC(ギャラリー・パルク)京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル
主催|「タイルとホコラとツーリズム」実行委員会
協力|Gallery PARC/東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)/みずのき美術館/一般財団法人たじみ・笠原タイル館
詳細 http://www.galleryparc.com/

プロフィール

谷本 研 Tanimoto Ken 
1973年 神戸生まれ、滋賀在住。京都市立芸術大学大学院造形構想専攻修了。アートとその周縁に関わりながら企画活動を行う。代表作に「デカダン秘宝館」(1996 / ギャラリーココ)、「当世物見遊山」(1999 / お宿吉水)など。2002年からは大津市仰木をフィールドに「地蔵プロジェクト」を展開中。2003年「新開地アートブックプロジェクト」や、2007年より福祉施設「みずのき」のアートプロジェクトにも関わる。デザインや漫画も手掛け、『ブリコラージュ・アート・ナウ 日常の冒険者たち』(2005 / 国立民族学博物館)や「Dan Graham: Beyond」(2009 / MOCA)図録などに漫画を執筆。観光ペナントの収集研究家として知られ、著書に『Pennant Japan』(PARCO出版)がある。
中村 裕太 Nakamura Yuta 
1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。博士論文「郊外住居工芸論─大正期の浴室にみる白色タイルの受容」。京都精華大学・京都造形芸術大学非常勤講師。〈建築工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行なう。最近の展示に「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト─来たるべき風景のために」(2013 / 森美術館)など。またapplied arts(応用芸術)としての工芸を作り手の視点から読み解き、その制作の方法を探っていく〈APP ARTS STUDIO〉 という教育プログラムを運営。
http://nakamurayuta.jp/
http://appartsstudio.tumblr.com/

関連イベント等

■ワークショップ 「ホコラ三十三所巡礼ツアー」
市内中心部からセレクトした三十三所のホコラを、お盆時期の2日に分けて徒歩で巡ります。普段通り過ぎていた町を、これまでとは異なる目線で味わいましょう。すべて巡れば、きっとご利益あり!?
定員|各コース 15名
料金|500円
ツアコン|谷本 研
予約方法|氏名/住所/電話番号/メールアドレス/希望のコース( A or B )を明記の上、【tanimoto@seian.jp】までメールにてお申し込み下さい。当日まで受け付けていますが、定員になり次第、締め切らせていただきます。
備考|小雨決行・荒天中止
<Aコース(南行き)>
8月16日(土)13:00~16:00 ※終了時間は若干の変動あり
第一番~第十七番を巡礼。歩行距離…約7.5km
PARC → 六角堂 → 仏光寺界隈 → 松原道祖神社周辺 → 四条烏丸(現地解散)
<Bコース(西行き)>
8月17日(日)13:00~16:00 ※終了時間は若干の変動あり
第十八番~第三十三番を巡礼。歩行距離…約8km
PARC → 堀川御池周辺 → 三条会商店街周辺 → 壬生寺界隈 → 四条大宮(現地解散)
■クロージング・トーク 「信仰を観光する」
京都の地蔵信仰や地蔵盆の歴史をもとに、〈信仰〉の対象をどのように〈観光〉の視点で展開するのか。
さらに、アートと人類学の関係性にも踏み込んだトーク・イベントを、まさに地蔵盆の日に開催します!
町内の隣人や子供達になった気分で集いましょう!
日時|8月23日(土) 15:00 – 17:00
定員|30名 *入場無料/予約不要
講師|師 茂樹[花園大学文学部准教授・仏教学]菊地 暁[京都大学人文科学研究所助教・日本民俗学]
コーディネーター|佐藤守弘[京都精華大学デザイン学部教授・視覚文化論]
※中村裕太が本間智希(建築研究者・民俗建築)とともに展開するリサーチ・プロジェクト、都市表層研究所テグラが企画協力で参加する「藤森照信とタイルと多治見」展が、8月2日(土)〜16日(土)まで、まなびパークたじみオープンギャラリーにて開催されます。
多治見市モザイクタイルミュージアムプレ展示vol.1
〈藤森照信とタイルと多治見〉

会場|まなびパークたじみオープンギャラリー
   〒507-0034 岐阜県多治見市豊岡町1-55
会期|2014年8月2日(土)ー16(土)
時間|9:00-21:30 月曜日休館・入場無料
主催|多治見市 / 一般財団法人たじみ・笠原タイル館
後援|多治見市教育委員会
企画協力|都市表層研究所テグラ
詳細 https://www.facebook.com/pages/TAJIMI-KASAHARA-TILE-MUSEUM-FOUNDATION-一般財団法人-たじみ笠原タイル館/170060453076445

チラシダウンロード

タイルとホコラとツーリズム
藤森照信とタイルと多治見