三枝愛 「布置」 2022, 28.0×18.0cm

HAPSスタジオアーティストの三枝愛(禹歩)が出展する展覧会のお知らせです。

概要

「布置」

会期:2022年9月28日(水)〜10月15日(土) 
会場:Bambinart Gallery(〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331(旧練成中学校)地階B107)
定休日:日・月・火曜日
開廊時間:12:00〜19:00

http://www.bambinart.jp/exhibitions/20220928_exhibition.html

展覧会概要

このたびBambinart Galleryでは、三枝愛個展「布置」を開催いたします。原木椎茸栽培を営む実家の庭の、さまざまなものを失い徐々に変化していく景色を「庭のほつれ」と名付け制作活動の中心に据え、「ものを残すこと」の意味を問うなかでインスタレーション作品を中心に発表を重ねてきました。

一転、昨年の個展「尺寸の地」(Bambinart Gallery)では、「新しく作る=絵を描く」こととして、畑の土地を描いた「誰かの畑」シリーズ、インドシナ難民の共同墓地を描いた「墓予定地」のシリーズ、サイアノタイプ(日光写真)の「尺寸の地」シリーズを中心に発表しました。
本展では、サイアノタイプに加え新たにアンソタイプの技法を用いた「尺寸の地」、平面作品で展開する「庭のほつれ」、油彩画の「土の声をきくこと」(2012年、2014年制作)と「木の墓を掘る」、展覧会タイトルでもある「布置」の各シリーズを発表します。

「2022年3月24日
今日は新しいことばと出会った。すごく久しぶりに満ち足りた気持ちになった。あなたのしていることはこれですか?と聞かれて、それはなんですか?と聞いた。名前のなかった行いに既に名があることを教わったような気持ち。この先違っていってもいい。ひとつの基準のような点が打たれたと捉えていよう。

未決のまま仮置きする
布置(星座のような) / constellation」(三枝愛)

どうぞご高覧ください。

アーティストプロフィール

三枝愛(みえだ あい)
1991年埼玉県生まれ。2018年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了。現在は埼玉、京都を拠点に制作。これまで個展を東京、茨城、愛知、京都各地で開催したほか、「ARTS CHALLENGE 2022」(愛知芸術文化センター)では、沢山遼賞、竹村京賞をダブル受賞。「ab-sence / ac-ceptance 不在の観測」(2021、岐阜県美術館)、「A Step Away From Them 一歩離れて」(2021、ギャラリー無量/富山)、「沈黙のカテゴリー」(2021、クリエイティブセンター大阪)、「アーツ前橋 群馬県ゆかりのアーティスト滞在制作事業」(2020、アーツ前橋/群馬)、「清流の国ぎふ 芸術祭 Art Aword IN THE CUBE 2017」(岐阜県美術館)、「群馬青年ビエンナーレ 2017」(群馬県立近代美術館)などに参加。