グローバル・アート・トーク024ではキュレーターの服部浩之さんをお招きし、ご自身が関わってこられた展覧会やアート・プロジェクトの舞台裏についてお話いただきます。
「これまで規模や状況の異なる様々な展覧会やアート・プロジェクトを実践してきました。多くは、前提となる土地や人などの現状を観察し、それらに応答していく試みです。何もないとか真っ白ということはなく、常にそこにあるものの接続や切断により、文脈を可視化したりズラしたりするなかでプロジェクトをかたちにしてきました。いくつかの展覧会などを紹介しつつ、プロジェクトの制作過程や実践方法を紹介します。」
(服部浩之)
概要
日時:2020年11月14日(土)18:30-20:00料金:無料(要申込み)
定員:100名
*新型コロナウィルス感染症予防対策のため、今回はオンライン・トークで開催させていただきます。また、社会情勢により開催を中止させていただくことがございますのでご了承ください。
*事前にオンライン・トークへのアクセス情報をメールにてご案内いたします。
*トークは日本語のみとなります。ご了承ください。
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
→チラシのダウンロードはここをクリックしてください
講師プロフィール
服部浩之〈はっとり ひろゆき〉2006年早稲田大学大学院(建築学)を修了後、青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]などアーティスト・イン・レジデンスを主要プログラムとするアートセンターで、約10年間キュレーターとして活動。長期滞在するアーティストの制作やリサーチに関わるなかで、多様なプロジェクトに携わる。近年は美術大学でアートマネジメント/キュレーション/プロジェクトの企画運営/場づくりなどの観点から実践的な教育に従事するとともに、アートセンターのディレクションやプログラム設計に携わる。近年の企画に、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」がある。
申込み・お問合せ
お申込みフォームはこちら:京都芸術大学×HAPS グローバル・アート・トーク 024
お問合せ先:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp
GLOBAL ART TALK By KUA x HAPS
<現代アートで京都と世界をつなぐ>現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。
京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学とHAPS共催による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。
GLOBAL ART TALKは、若手芸術家を応援する一般社団法人HAPSの「キュレーター招聘プログラム」の一環です。
京都芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。