東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では、今年度京都市から委託を受け「文化芸術で人が輝く社会づくりモデル事業」を実施しています。本事業は、文化芸術の力を活用し、社会的課題を抱えた方も含めた様々な人々の社会参加の機会を増やし、その困難の緩和や解決につなげることを目的とした取組みです。
この度、本事業において実施する3つのモデル事業(子ども/LGBT/多文化共生)の成果報告会及びモデル事業のLGBTプロジェクト関連ワークショップを下記のとおり実施いたします。
[dropcap color=black]1[/dropcap] 「文化芸術で人が輝く社会づくりモデル事業」成果報告会
3つのモデル事業(子ども/LGBT/多文化共生)のコーディネーターに登壇いただき、それぞれの事業の成果について発表、検証し、市民と共有します。
日時:2018年2月16日(金)19:30〜21:00    
会場:京都芸術センター大広間(京都市中京区室町蛸薬師下る)
料金:無料(申込不要・先着順)
定員:100名
主催:京都市
共催:京都芸術センター
企画制作:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
 
 
 
 
 
[toggle title=“登壇者プロフィールはこちら” color=white] あごう さとし
劇作家・演出家・(一社)アーツシード京都代表理事。「複製技術の演劇」を主題にデジタルデバイスや特殊メイクを使用した演劇作品を制作する。2014-2015年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として3ヶ月パリに滞在。代表作に《total eclipse》(横浜美術館・国立国際美術館、2010)、《複製技術の演劇-パサージュⅢ-》(こまばアゴラ劇場・enoco・アトリエ劇研、2013-2014)等がある。2010年度京都市芸術文化特別制度奨励者。
遠藤 水城
2004年、九州大学比較社会文化研究学府博士後期課程満期退学。2011年より「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス」エグゼクティブディレクター。2017年よりヴェトナム・ハノイ市にあるVincom Center for Contemporary Art (VCCA)の芸術監督に就任。展覧会に「希望の原理」(国東半島芸術祭、2014)、「人の集い」(奈良町屋の芸術祭はならぁと、2016)、「裏声で歌へ」(栃木県小山市立車屋美術館、2017)、「國府理 水中エンジン REDUX」(アートスペース虹、2017)など多数。
須川 渡
大阪大学招へい研究員。博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科(演劇学)修了。東北地方の農村を中心とした戦後日本のコミュニティ・シアターについて調査・研究を行っている。また自らも知的障がい者施設における演劇制作・指導に携わっている。現在、宝塚北高校演劇科・京都造形芸術大学・大阪芸術大学非常勤講師。
竹内 香織
(公財)京都市芸術文化協会事業課長。NPO法人京都子どもセンターや地域子育て支援施設において「子ども」と「芸術・文化」をつなぐ活動に従事。2015年度から現職。京都市内の小中学校に、伝統芸能・伝統文化から現代芸術まで様々な分野の芸術家をコーディネートする「ようこそアーティスト文化芸術とくべつ授業」等の事業を担当している。
中川 眞
アジアの民族音楽、サウンドスケープ、アーツマネジメントについて研究する。著書『平安京 音の宇宙』(平凡社)でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、現代音楽の活動で京都府文化賞、アーツマネジメントの成果で日本都市計画家協会賞特別賞(共同)を受賞。インドネシア政府外務省文化交流表彰。大阪市立大学都市研究プラザ特任教授。インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)の客員教授も務める。アートミーツケア学会副会長。
山田 創平
社会学者/京都精華大学全学研究機構社会連携センター長・人文学部准教授。名古屋大学大学院修了。博士(文学)。厚生労働省所管の研究機関や民間のシンクタンクなどを経て現職。編著書に『たたかうLGBT&アート』(法律文化社、2016)、共著書に『ジェンダーと「自由」-理論、リベラリズム、クイア』(彩流社、2013)などがある。
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[dropcap color=black]2[/dropcap] LGBTプロジェクト関連ワークショップ
「Café LGBT+」(※)と共同で、LGBTをテーマにしたワークショップを実施します。
マレーシアのアーティストであるパン・キーテイク氏のLGBTに関する宣言文「TRANSLATING THE RAINBOW(多様性を理解する)」を、参加者と一緒に翻訳していくことで、LGBTの理解促進に繋げます。
※Café LGBT+:LGBT当事者・非当事者の垣根を越えたゆるやかなコミュニティづくりを目指したプロジェクト。
テーマ:私たちの「多様性」について
日時:2018年2月16日(金)17:00〜19:00
会場:京都芸術センター大広間(京都市中京区室町蛸薬師下る)
料金:無料(申込不要・先着順)
定員:25名
講師:パン・キーテイク(アーティスト)
ファシリテーター:あかたちかこ(思春期アドバイザー)
主催:京都市
共催:Café LGBT+、京都芸術センター
企画制作:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
[toggle title=“講師プロフィールはこちら” color=white] パン・キーテイク
アートコンサルタント、アクティビスト、キュレーター、オーガナイザー、写真家、作家。2008年よりSeksualiti Merdekaというセクシュアリティに関するフェスティバルを共同主催。性的指向、ジェンダー、人権などに関する展示、パフォーマンス、講座などを行う。2013年、ロンドン大学バークベック校にて修士課程を修了。現在は、アート・フォー・グラブスのディレクターとして活動する傍ら、LGBTについての講演やLGBTアクティビストの育成をしている。
あかた ちかこ
大阪人間科学大学・京都精華大学非常勤講師、児童自立支援施設専門講師。  立命館大学大学院修了。修士(応用人間科学)。専門は対人援助学と性教育。大阪市派遣専門カウンセラーとしてエイズの現場に関わりながら、全国の中学校高校での講演活動も展開中。共著書に「たたかうLGBT&アート」(法律文化社、2016)がある。Woman’s Diary(1996年から2010年まで京都で有志によって発行されていた女性のための手帳)元編集長。
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お問い合わせ

・東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
 TEL:075-525-7525 Eメール:info@haps-kyoto.com
・京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課 TEL:075-366-0033
 

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「文化芸術で人が輝く社会づくりモデル事業」について

文化芸術の力により、社会的困難を抱えた方も含めた様々な人々の社会参加を促進するため、子育て支援施設や高齢者福祉施設等に芸術家を派遣するモデル事業を実施し、その効果を検証するとともに、他都市の事例等の調査を踏まえ、今後の本格的な事業展開につなげていくことを目的とする事業。
モデル事業全体の詳細についてはこちらをご覧ください。
 
多文化共生プロジェクト「はじめまして こんにちは、今私は誰ですか?」
東九条地域にある高齢者福祉施設「故郷の家・京都」をはじめとする地域の福祉事業実施団体のみなさまと、現代舞踊のアーティストである倉田翠氏が協働で作品を制作し、発表公演を行います。その公演を通じて、出演する施設利用者や地域が抱える課題、メッセージを共有し、文化芸術を通して、多文化共生への理解促進や地域活性化に繋げます。