ULTRA X HAPS TALK 003『残像から亡霊へ』

ULTRA X HAPS TALK <現代アートで京都と世界をつなぐ>

現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。
 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか? 京都造形芸術大学とHAPS共催による「ULTRA×HAPS TALK」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

① ULTRA×HAPS TALKは、若手芸術家を応援する東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)の「キュレーター招聘プログラム」の一環です。
② ULTRAは、超越的なクリエイティビティを求める京都造形芸術大学の「ウルトラファクトリー」に倣っています。
③ 京都造形芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。

概要

日時:2016年8月30日(火) 19:00-20:30
会場:京都芸術センター 講堂
http://www.kac.or.jp/access/
* 英日逐次通訳あり
料金:無料(但し、要申込み)
定員:100名

主催:京都造形芸術大学大学院、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
共催:京都芸術センター
協力:クリエイティブ・ニュージーランド

デイン・ミッチェル(アーティスト、ニュージーランド) 

『残像から亡霊へ』
ニュージーランドのコンセプチュアル・アーティスト、デイン・ミッチェルの実践は、官能的で現象的、かつ思索的な領域のあいだを往来し、それらはオブジェクトとして、あるいは知識や信条の制度として、さらには私たちの体験として立ち現れます。しばしば香り、呪術、あるいは私たちが「それ以外の知覚」と呼ぶようなものを素材に、ミッチェルの作品は不可視のエネルギーを具体的な形態に転換し、スピリチュアリズムの関心を痕跡や残留物として提示しますが、そこではコンセプチュアル・アートの系譜も受け継いでいることがわかります。ULTRAxHAPS TALK003では、彼の幅広い視点と多様な実践を紹介してもらいます。

プロフィール

デイン・ミッチェル
デイン・ミッチェルは1976年、ニュージーランドのオークランド生まれ。現在オークランド工科大学にて美術学部長代理。2009〜2010年はDAAD(ドイツ学術交流会)の奨学金でベルリン在住。ドイツ、ブラジル、オランダ、スイス、香港、オーストラリア、米国などでの個展のほか、シドニー・ビエンナーレ(2016)、光州ビエンナーレ(2012)、リバプール・ビエンナーレ(2012)、シンガポール・ビエンナーレ(2011)、リュブリャナ・ビエンナーレ(2011)、釜山ビエンナーレ(2010)、タラワラ・ビエンナーレ(2008)など、国際展への参加も多数。

予約・お問合せ

申込み・問い合わせ先:ULTRA_HAPS@office.kyoto-art.ac.jp
*お申込みの際には、①氏名、②人数、③連絡先電話番号あるいはメールアドレス、④ご職業(学生の場合は大学名)を上記アドレスまでお送りください。