自由の場所

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開催情報

【作家】菊畑茂久馬、西 雅秋、二藤建人、迫 鉄平、hyslom
【会期】2017年12月19日(火)~2018年1月11日(木)
【開館時間】11:00~18:00 ※初日は13:00より開館
【休館日等】年末年始(2017年12月29日~2018年1月4日)
【料金】無料
【企画】櫻岡 聡(京都精華大学ギャラリーフロール)
【協力】田川市美術館、田川市立図書館、RKB毎日放送、山口洋三(福岡市美術館)

https://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/past/2017/1219jiyunobasho/index.php

会場

会場名:京都精華大学ギャラリーフロール
webサイト:http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/index.php
アクセス:〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館1・2階の一部
開館日:展覧会開催期間
休館日:日曜日・祝日・大学が定めた日
開館時間:11:00~18:00
電話番号:075-702-5263

概要

「自由の問題は、今日の国家と世界の運命にかんする問題を考えようとするばあいに、それはわれわれの行く手に、聳立している絶壁のように感じられる。」
(自由の問題,岡本清一,1959)

本展は2018年度の京都精華大学建学50周年に先駆けたプレ企画であり、本学の建学理念としても掲げられる「自由自治」あるいは「自由」についての展覧会です。

1968年、全共闘に代表される超党派的な学生運動が起こり、全国の大学がまさに紛争状態に突入する真っ只中、京都精華大学の前身となる京都精華短期大学が英語英文科、美術科の2学科をもって開学しました。同大学は同志社大学のリベラルな政治学者であった岡本清一を学長に据え、形骸化した学問の自由と大学の自治の再構築を目的としてまったく新しい大学の創造をめざすべく誕生しました。岡本清一の言葉にもあるように、自由の問題は、あらゆる文化において避けて通れない重要な問題です。芸術の歴史も自由をめぐる闘争の歴史と読み変えることが出来るのかもしれません。

本展覧会では、この人類の精神史における大きな問題について素朴に問い直してみたいとおもいます。それは芸術と社会のかかわりを、そして大学と社会のかかわりを考える上での、終わりのない対話の場所となるはずです。本展があらかじめ与えられた「自由な場所」ではなく「自由の場所」を探る実践のひとつとして、機能する事を期待します。

【出品作家プロフィール】
  菊畑茂久馬
1935年長崎県生まれ。福岡県在住。
戦後日本を代表する現代美術作家。1957年~1961年前衛美術家集団「九州派」に参加。60年代後半には、福岡県筑豊の炭鉱画家・山本作兵衛の作品の研究を進め、同時期に戦争記録画に関する『フジタよ眠れ』、『天皇の美術』の著作にまとめる。その後19年の沈黙の期間を経て1983年絵画の大作《天動説》シリーズを発表。以後連作による大型絵画シリーズを発表。国内の展覧会多数。主な展覧会に「春の唄」(カイカイキキギャラリー、2015)、「釜山ビエンナーレ2016」(釜山、2016)。第53回毎日芸術賞受賞(2011年度)など受賞多数。

西雅秋
1946年広島県生まれ。埼玉県在住。
彫刻家。埼玉県飯能の山間にスタジオを構え、鉄やブロンズなどの金属鋳造により、物質と時間、人間と自然、個人と社会との根源的な関係性を作品化し続けている。主な展覧会に「第21回サンパウロ・ビエンナーレ」(サンパウロ、1991)、「西雅秋展」(広島市現代美術館/広島、1998)、「Re Baltic」(the Gallery of the Artists’ Union of Latvia/リガ、2004)、「空と大地と記憶の造形」(神奈川県立近代美術館/葉山、2005)。芸術選奨新人賞(2006年)など受賞多数。

二藤建人
1986年埼玉県生まれ。同県在住。
接触や運動の新たなバリエーションを提案しながら、人類史上淘汰・忘却された事象の数々を意識した「生」への思想的アプローチを作品化している。自身が一枚布の雑巾となり、世界各地の街を拭き上げながら全身で都市を知覚し、その身に蓄積させていく「雑巾男」シリーズや、他者の重みを真下から両足で踏みしめる装置としての作品「誰かの重さを踏みしめる」などがある。主な展覧会に「あいちトリエンナーレ2016」(岡崎会場/愛知、2016)、「凍てつく雲のふわふわ」(gallery_N神田社宅/東京、2017)、「引込線2017」(旧所沢市第2給食センター/埼玉、2017)、「のっぴきならない遊動」(京都芸術センター/京都、2017)など。

迫鉄平
1988年大阪府生まれ。京都府在住。
瞬間を切り撮るスナップ写真の技法を応用した動画作品や、複数の瞬間を一枚の写真に畳み込むスナップ写真のシリーズにおいて、「決定的瞬間」から被写体と鑑賞者を解放することを試みる。主な展覧会に「瀬戸内国際芸術祭2013 秋」(高見島/香川、2013)、「写真新世紀 東京展 2015」(ヒルサイドフォーラム/東京、2015)、「Sliver」(space_inframince/2016、大阪)、『剣とサンダル』(東京都写真美術館/東京、2016)。「写真新世紀2015年度(第38回公募)」グランプリ受賞。

hyslom
加藤至、星野文紀、吉田祐からなるアーティストグループ。2009年より活動をはじめる。造成地の探険で得た人やモノとの遭遇体験や違和感を表現の根幹に置き、身体を用いて土地を体験的に知るための遊び「フィールドプレイ」を各地で実践し映像や写真、パフォーマンス作品としてあらわす。またその記憶を彫刻作品や舞台、映画へと展開させている。2015年から任秀夫氏と共に「任・ヒスロム鳩舎」として日本鳩レース協会に入会。レース鳩に関するワークショップや展示などもおこなっている。主な展覧会に「ヒスロム活動紹介展示」(仙台メディアテーク7階ラウンジ/宮城、2017)、「東アジア文化都市2017京都【アジア回廊 現代美術展】」(二条城/京都、2017)

関連プログラム

オープニングレセプション
2017年12月19日(火)
18:00 アーティスト・トーク 会場:ギャラリーフロール
19:00 レセプション 会場:京都精華大学 iC-Cube(明窓館M101)

Hyslomパフォーマンス
2018年1月12日(金)
18:00~詳細未定 会場:京都精華大学

「絵描きと戦争」上映会
2017年12月23日(土)、24日(日) 13:00
2018年1月6日(土)、7日(日)、8日(月) 13:00
会場:ギャラリーフロール

絵描きと戦争 [1981年 RKB毎日放送 菊畑茂久馬番組構成・出演 90分]
パリと東京を股にかけ、戦争画を描いて日本を追われた藤田嗣治と、八女の片田舎でカボチャやジャガイモを描いて一生を終えた坂本繁二郎。同時代に生きながら、全く異なる人生を歩んだ 2人の画家の姿を対照的にとらえ、時代と画家の関わり、そして画家の生き様について問いかける。東山魁夷、福沢一郎、岡本太郎、針生一郎ら多数の画家、評論家の貴重な証言が、内容に厚みを与えている。RKBディレクター木村栄文と菊畑茂久馬の才能がさえる迫真の映像は圧巻。1981年度文化庁芸術祭ドキュメンタリー部門優秀賞、テレビ大賞、放送文化基金賞受賞作品。

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