平成29年 秋季企画展 「島原舞太夫の系譜展」

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開催情報

【期間】9月15日(金)~12月15日(金)
【開館時間】10:00~16:00
【休館日等】月曜日(祝日の場合翌日)
【料金】一般1000円、中・高生800円、小学生500円(2階の特別公開料金を除く)

http://sumiyaho.sakura.ne.jp/page/art_museum.html

会場

会場名:角屋もてなしの文化美術館 
webサイト:http://sumiyaho.sakura.ne.jp/index.html
アクセス:〒600-8828 京都市下京区西新屋敷揚屋町32
電話番号:075-351-0024
開館時間:10:00~16:00
休館日等:月曜日(祝日の場合翌日)

概要

平成29年9月15日から12月15日まで、秋季企画展として、「島原舞太夫の系譜展」を開催いたします。

弾琴太夫図 八千代太夫像 水鴎筆庭を見る太夫図
島原太夫に関する展示は、過去に三度、平成15年と同18年、同23年に開催いたしました。以来しばらく太夫に関する陳列が行われませんでしたが、今般は、太夫に因んだ絵画、書蹟、染織、漆工品などの作品類をもとに、約四百年にわたって、島原太夫が「島原舞太夫」であった系譜を概観しようとするものであります。

そもそも角屋は、「揚屋」でありますから、太夫の衣装等の資料は伝来しておりません。角屋十三世中川徳右衛門が、太夫の時代考証のために絵画や書蹟とともに、収集しておりました。

島原太夫の「太夫」とは、400年程前に出雲の阿国が四条河原で歌舞伎を始めたのを、島原の前身「六条三筋町」の傾城(公認の遊宴の席に連なる女性)が四条河原で女歌舞伎を演じたもので、なかでも能や舞に優れた傾城を「能太夫」「舞太夫」と呼んだことに由来いたします。

六条三筋町や島原の太夫は、歌舞音曲はもちろんのこと、茶の湯、生け花、和歌などを教養として身につけていました。とりわけ世に知られるのは、江戸初期の吉野太夫と八千代太夫であります。吉野太夫は六条三筋町の名妓で、豪商灰屋紹益に嫁いでいます。また、島原に移転して以後随一の名妓は八千代太夫であります。八千代太夫は在職中、古今無双の名声を得ましたが、万治元年(1658)24歳で引退し、後陽成天皇第八皇子良純親王に嫁したとされています。その八千代太夫の書は流麗な散らし書きで、「八千代流」と賞美されました。また、音曲でも「八千代の楊枝弾き(三味線を撥の代わりに楊枝で弾くこと)」と称された三味線、胡弓、小唄を極め、太夫の理想と仰がれたのであります。

さらに江戸中期には、『近世畸人伝』に歌詠み手書きの「大橋様(よう)」と称された大橋太夫や、幕末には、蓮月尼に師事し、『宮古現存和歌者流梅桜三十六家選』に登載された桜木太夫などが輩出しています。

本展は、「島原舞太夫」の書画や文芸資料のほかに、女優なき時代に、女優に代わる存在ともいうべき太夫の髪形、打掛をはじめ、当時最先端のよそおいの変遷もご鑑賞いただけるものとなっております。

この機会にぜひともご観覧賜りますようご案内申し上げます。

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