Part-time Suite個展「不動産のバラード/The Ballad of Real Estates」

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az20170204

開催情報

【作家】Part-time Suite
【企画】「真の所有地のバラード」実行委員会
【期間】 2017年2月4日(土)— 2月26日(日)
【開館時間】平日 13:00〜20:00 / 土日祝 12:30〜20:00
【休館日等】無休
【料金】無料

http://artzone.jp/?p=2790

会場

会場名:ARTZONE
webサイト:http://www.artzone.jp/
アクセス:〒604-8031 京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1・2階
電話番号:075-212-9676
開館時間:平日 13:00〜20:00 / 土日祝 12:30〜20:00
休館日等:無休

概要

アートによる都市への「介入」というフレーズは、すでに使い古された定型表現となりました。2000年代以降における大型国際美術展の流行にともない、都市が抱える社会的問題や、都市に内在する記憶を掘り起こすようなプロジェクトは、現在もなお各地で増え続けています。しかし今、この種の実践の結果として、私たちには何がもたらされたのか、振り返るべき時期に差し掛かっているのではないでしょうか。韓国・ソウルを拠点とするアーティスト・ユニット、Part-time Suite(2009年-)は、そうした経緯に目を配りつつ、土地と所有に関わる根本的な問題群を、アートとともに思考しようとする作家です。

本展ではまず、彼女たちの近年の映像連作《The Ballad of Real Estates 不動産のバラード》(2015年)と《The Ballad of Real EstatesⅡ不動産のバラードⅡ》(2016年)を紹介します。このシリーズの中で彼女らは、スペインと韓国のゴーストタウン、不法占拠地、および再開発に失敗した経済特区を綿密に取材し、自作の楽曲に乗せてその光景を作品化しました。
Part-time Suiteにとって都市の空間とは、経済活動や社会的対立の帰結であると同時に、それ自体がいくつものレイヤーを持ち、私たちの生活や感情を左右するものとして位置付けられています。重層的な空間の姿を暴き出し、そこに暮らす人々の感情–とりわけ、愛と憎悪–を作品に昇華させる彼女らの芸術実践は、国家間・民族間・個人間の排外主義や領土紛争が古くて新しい問題として立ち現れつつある今日にあって、類まれなる切実さを獲得しています。

あわせて本展では、Part-time Suiteが京都での滞在を通して取り組む新作《TOLOVERUIN トゥーラブルーイン》(2017年)も展観される予定です。京都の街をスキャニングし、実在のラブホテルに取材した本作品により、鑑賞者は都市と人間をめぐるより深い思索へと誘われます。本展を通じて、アートによる都市へのアプローチの作法は、新たな広がりと奥行きを明らかにすることでしょう。

◇作家経歴 Part-time Suite (2009年〜)

Part-time Suiteは、リー・ミヨンとパク・ジェヨンの2人によって2009年に結成された、韓国・ソウルを拠点とするアーティスト・ユニットである。彼女達は綿密なリサーチを基に、都市の景観や土地に内在する物語、人々の生活に焦点を当てて、パフォーマンスやインスタレーション作品の制作・発表を行っている。同時に “Part-time Suite Sound” 名義での音楽活動も行っており、これまでに2枚のEP盤をリリースしている。

主な展覧会に「City Within The City」(ガードルード・コンテンポラリー・アートスペース、オーストラリア、2012年)、「RENDES-VOUS13」(リヨン現代美術館、フランス、2013年)、「Choreographic Society」(ペクナムジュンアートセンター、韓国、2015年)でのパフォーマンスと講演、「 GRAVEDAD CERO:El Ranchito Korea-japan」(マタデッロ・マドリード、スペイン、2015年)、「xxx」(Art space Mullae、ソウル、2016年)、「2016 SeMA Biennale Mediacity Seoul」(ソウル市立美術館、2016年)など。

リー・ミヨン  Miyeon Lee  1978年大韓民国生まれ。韓国芸術総合学校(視覚芸術)学士課程修了。キョンヒ大学校(メディア情報学部 新聞放送専攻)学士課程修了。

パク・ジェヨン Jaeyoung Park  1984年大韓民国生まれ。ソウル国立科学技術大学(視覚デザイン、視覚芸術)学士課程修了。

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