【3/25】オープン・ディスカッション「表現と倫理の現在」

現在、アートをめぐって表現と政治的適正性の不和や、検閲や自主検閲の問題が噴出しています。これは公共性の範囲、自由な表現の条件、社会性の共有などが揺らいでいることの表れに他なりません。また、この問題はアーティスト、キュレーター、教育者、研究者、社会活動家、ツイッター上の人格、観衆・鑑賞者など、複数の位置性(ポジショナリティ)が相互に示す倫理の差異としても捉えることができます。本イベントでは3つの対話を軸に、現行の問題の「外郭」を浮き彫りにし、また同時にその「核心」に迫ります。

概要

オープン・ディスカッション「表現と倫理の現在」
日時:2016年3月25日(金) 18:00-21:30
会場:Social Kitchen(京都市上京区相国寺門前町699)
定員:50名
参加費:500円
主催:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)


【プログラム】 *逐次通訳あり
第一部「インスティテューションと芸術実践」
遠藤水城 x サンドラ・シコロヴァ

第二部「ポジショナリティの倫理/アーカイヴの原理」
大塚亮真 x 佐藤知久

第三部「芸術家・教育者・活動家」
伊藤存 x ブブ・ド・ラ・マドレーヌ

全体ディスカッション

お問合せ・予約

HAPS
e-mail info@haps-kyoto.com
電話 075-525-7525
メールに氏名、連絡先、ご予約人数を明記ください。

登壇者プロフィール

遠藤水城
1975年札幌生まれ。キュレーター。
東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)エグゼクティブ・ディレクター。
 
 
 
 
 

サンドラ・シコロヴァ
映像人類学者・キュレーター。ロンドン在住。フィルム、写真、パフォーマンス、リサーチ、キュレーションなど多岐に渡る活動を行う。ロンドン大学LSE校にて社会人類学、ゴールドスミス大学修士課程で映像人類学を学んだ後、北京大学で2年間のスタディプログラムを2004年に修了。映像作家、アーティスト、人類学者などで構成されるサウンド・イメージ・カルチャー(SIC, ブリュッセル)のメンバーであり、同会ではドキュメンタリー的手法への反省として、実験的なアプローチによる民族学的主題の探求を行っている。新進の現代美術およびキュラトリアルプラクティスのためのインディペンデントなプロジェクトスペース「Past Vyner Steet」の共同設立者兼ディレクター。2007年より現在まで、テイトモダンのパブリック・プログラムのキュレーターを務める。
 
 

大塚亮真
1992年、北海道函館市生まれ。
10歳頃に映画『愛は霧の彼方に』を見てゴリラの魅せられ、一生ゴリラに関わる仕事がしたいと強く思う。その後ゴリラ研究で有名な京都大学に入学し、現在はゴリラ写真家を目指しながら、ゴリラと人間がどうしたらより良く共存していけるのかを考えている。2015年、ウガンダとルワンダでマウンテンゴリラに会い、その姿を写真と映像に収め、2016年、京都市にて“ゴリラ展。”を開催。今年から京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科に進学し、アフリカでフィールドワークを行う予定。
 

佐藤知久
1967年生まれ。文化人類学者。京都文教大学准教授。HIVとAIDSをめぐる社会運動を出発点とし、アートによって切り開かれる都市的共同性/公共性にも関心をひろげる。2013年からは、せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を研究対象とし、震災後の個々人の記録活動、公共施設としてのアーカイブ/プラットフォームのあり方について研究中。宇宙空間での人類および他の知的生命体の日常生活について考察する、宇宙人類学研究会メンバーでもある。主な著作に『フィールドワーク2.0』(風響社、2013年)、『世界の手触り:フィールド哲学入門』(編著、ナカニシヤ出版、2015年)、『宇宙人類学の挑戦:人類の未来を問う』(共著、昭和堂、2014年)など。
 

伊藤存
1971年大阪生まれ。京都在住。刺繍の作品をはじめとして、アニメーション、ドローイング、小立体作品などを制作。2003年にワタリウム美術館で個展「きんじょのはて」を開催。2006年「三つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘」国立国際美術館、2009年「Louisa Bufardeci & Zon Ito」シドニー現代美術館、2010年「プライマリー・フィールドⅡ: 絵画の現在 ─ 七つの〈場〉との対話」神奈川県立近代美術館 葉山、2011年「世界制作の方法」国立国際美術館、2012年「別府のミミック」(KASHIMA 2012 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE 滞在制作成果展)など、国内外の展覧会に参加。
 

ブブ・ド・ラ・マドレーヌ

撮影 早川智彬

1961年大阪市生まれ。アーティスト。時々ドラァグクイーン。パフォーマンス「S/N」(dumb type 1994-96)出演など国内外のアーティストとの共同制作多数。92年よりHIV/エイズの予防とケア、セックスワーカーの性的健康、触法障碍者・高齢者の福祉にも携わる。2008年より「私塾」を友人らと共に開催。2010年に社会学者の山田創平氏らと「水図プロジェクト」を開始。http://www.otafinearts.com/ja/artists/bubu-de-la-madeleine/
最近書いたこと;  http://dontexploitmyanger.tumblr.com http://swashweb.sakura.ne.jp/node/148